ジャガー『C-XF』は今後『XF』として市販予告されており、ライバルは『Eクラス』や『5シリーズ』。熾烈なセグメントに投入するジャガーの目玉車種となる。ジャガーラインナップ内では『XJ』の下に位置することになる。
「本来ジャガーというブランドはスポーティなクルマ造りをしてきて、若い人に向けて発信していた。しかし、ジャガーの伝統を継承してきた今、良い意味で高すぎるイメージとなってしまった。もう少し万人受けするものにしてユーザー層を広げたい」と、ジャガージャパンサイドも語る。
従来は40歳代以上の方をターゲットにしていたが、XFでは30歳代以上の方へとターゲットを引き下げる。トランクルームも従来車種より広げ、後部座席のヘッドクリアランスも充分確保した車に仕上がっているとのこと。
このクルマは、今後のジャガーのスポーツサルーンのデザインを示唆しているそう。ジャガーが新たに狙うライバルのEクラスや5シリーズ、さらにアウデイ『A6』などはデザインのスポーティー色を強めてきている。スポーツサルーンが伝統のジャガーとして、エッジの効いたスポーティーデザインで、わかりやすくブランドイメージを打ち出すことにしたのだろう。