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公開講演　「こころと映画と社会」

大林宣彦(映画作家)

• 日時：大会２日目（11月15日日曜日）　13:20-14：20
• 場所：A会場　講堂

映画作家の大林宣彦氏は、「転校生」「時をかける少女」「青春デンデケデケデケ」「理由」、 最新作の「その日の前に」など、幅広いジャンルにわたって印象的な映画を作ってこられました。 著作でも、人々の活きいきとした「こころ」に焦点を当てて発信を続ける大林宣彦氏から、 こころの健康に携わる我々へのメッセージをいただきます。

講師プロフィール

1938年広島県尾道市生まれ。 上京後、16㎜フィルムによる自主製作映画『EMOTION＝伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が、画廊・ホール・大学を中心に上映されジャーナリズムで高い評価を得る。『喰べた人』(63)はベルギー国際実験映画祭で審査員特別賞を受賞。この頃からテレビコマーシャルの草創期に本格的に関わり始め、チャールズ・ブロンソンの｢マンダム｣、ソフィア・ローレン、カトリーヌ・ドヌーヴなど外国人スターを多数起用。77年『ＨＯＵＳＥ ハウス』で劇場映画にも進出。同年の『瞳の中の訪問者』と共に“ブルーリボン新人賞”を受賞。故郷で撮影された『転校生』(82)、『時をかける少女』(83)、 『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され親しまれている。『異人たちとの夏』(88)で“毎日映画コンクール監督賞”、『北京的西瓜』（89）で“山路ふみ子監督賞”、『ふたり』（91）で “アメリカ・ファンタスティックサターン賞”、『青春デンデケデケデケ』（92）で “平成４年度文化庁優秀映画作品賞”、『ＳＡＤＡ』で“ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞”、宮部みゆき原作『理由』（04）で“日本映画批評家大賞・監督賞”、“藤本賞奨励賞”を受賞。最新作は重松清原作の『その日のまえに』（2008）。
著書も多く、近刊は第21回日本文芸大賞・特別賞受賞の「日日世は好日」（たちばな出版）、「なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか」（幻冬舎新書）、「大林宣彦の映画談義大全《転校生》読本」（角川学芸出版）、「ぼくの映画人生」（実業之日本社）など。現在、倉敷芸術科学大学で客員教授を、尚美学園大学大学院では教授。また毎年開催される北海道芦別市での【星の降る里・芦別映画学校】、大分県での【ふるさと・風の映画学校】では校長も務めている。 2004年春の紫綬褒章受章。