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mixiとTwitter連携強化で“最強の馬鹿発見器”に!? 【ユーザーの反応まとめ】

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(左から)Twitter Japan代表・近藤氏、ミクシィ代表・笠原氏

ミクシィ社と米Twitter社の日本法人が11月30日、サービスやビジネスでの提携を発表した。現在でもTwitterへの投稿をmixiの『mixiボイス』や『mixiページ』へも自動投稿できるが、今後はmixi上でのソーシャルキャンペーンや位置情報サービスアプリ、さらには共同での広告商品開発など、より広範囲での提携が行われることになる。 すでに決定しているのは、今年で3年目となるmixiのクリスマス企画『mixi Xmas 2011』。「今年のクリスマスへ向けて一言」を『mixiボイス』だけでなく、任意の選択でTwitterへもハッシュタグ付きで投稿することが可能となった。さらに、そのハッシュタグは、TwitterのWebサイトに表示される話題のキーワード一覧『トレンド』最上部にも「Promoted」として表示される。キャンペーン期間は11月30日〜12月25日まで。 今後も、友人と位置情報を共有するiPhoneアプリ『Pelo(ペロ)』を2012年1月にリリース予定のほか、Twitterのフォローリストからmixiの友人申請や、『mixi日記』との連携なども予定されている。 今回の提携は、お互いのサービスの強みである、mixiの「ソーシャルグラフ(人と人のつながり)、Twitterの「インタレストグラフ(人とモノ・情報)」を活かし、新たな価値を創造すると共に、災害などの有事の際にも役立つサービスを目指しているという。 しかし、mixiは『足あと機能』などのサービス変更でユーザーからの反発の声が上がった過去がある。Twitterとの連携が進むことで、再び反発も予想されるが、ミクシィ笠原氏は「全くない」と断言。たしかにユーザーが設定を行わない限り、両サービスが連携されることはない。しかし、現在でもTwitterからの投稿の多さにうんざりしているmixiユーザーも少なくない。 今回の発表をうけて、ユーザーの反応はどうか? mixi、Twitter、2ちゃんねるでの反応をまとめた。 *** ◆mixiをメインに使っているユーザーまたも余計なことをしそうで怖い「一方通行だったTwitterからのボイスへのツイート垂れ流しはどうにかなるの?」 「自分はTwitterやらないのに向こうからはバンバンメッセージが飛んできて、しかもこちらがそれにmixi内で反応してもどうやらTwitter側には反映されてないんだよね。俺含めて誰もがTwitterやるわけじゃないんだけどなあ」 現状ではTwitterからmixiボイスへ投稿されたつぶやきにコメントをしても、Twitter上には何も通知はされない。しかし、利用者にとってはコミュニケーションが成立しないもどかしさがある。今後は、投稿やコメントが相互投稿することが可能なのかも気になるところだ。また、mixiユーザーの反応としては、「それよりも使いやすいサイトにしてくれ」「足あと機能復活させて」といったような、現状のmixiの改善を求める声がみられた。 ◆ 両サービスを使い分けているユーザー 「個人的にmixiとTwitterは切り離して利用したい」 「Twitterは非現実的な世界。mixiは現実」 「絶対に相互できないけど!Twitterで言ってることmixiで言ったらオワル!」 「勝手に連携とかはほんと怖いからやめてほしいよね(・ω・`)」 「なんかさTwitterっていいよね!mixiでこんな荒れることできないもん(^_^)mixiにはちゃんとしたことしか書けない(笑)」 反応をみていると、驚くほど両サービスを使い分けているユーザーが多い。そして、Twitterはネット人格、mixiは現実の人格に近い利用をしている傾向があるようだ。今回の連携は、ユーザーが連携の設定をしなければ勝手に連携はされないのだが、厳密に使い分けているユーザーが多いため、勝手に連携されると誤解し、拒否感をあらわにした声が目立っていた。一方で、Twitterをメインに使っているユーザーと見られる声は、少数だった。すでに、mixiはあまり使わず、Twitterをメインに利用しmixiボイスと連携だけして放置というパターンが多いのだろう。 ◆2ちゃんねるの反応 「最強の馬鹿発見器になるだろ。祭りの際に何かと捗るぞ」 「より一層バカが発見しやすくなります」 たしかに、現状の連携設定の認知度の低さからみて、今後ネット人格での投稿が現実の人格に近いmixiアカウントと連携可能になることで、設定ミスによる誤投の可能性は高まるだろう。 ユーザーの反応をみていると、「そんなにニュースか? 今とあまり変わらないよね」「連携こわい!」の2種類の声が見られたが、反応の規模としては小ぶり。今後の両サービスの連携、Facebookの動きに注目していきたい。 取材・文・撮影/日刊SPA!取材班
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