2012年10月期に放送された日本テレビ系連続ドラマ『悪夢ちゃん』のスペシャルドラマの放送が決定し、主演の北川景子が劇中でももいろクローバーZと共にスペシャルユニット「きもクロ」を結成することが4日、明らかになった。

『悪夢ちゃんスペシャル』で結成されたスペシャルユニット「きもクロ」(左から有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、北川景子、高城れに、玉井詩織)

同シリーズは、作家・恩田陸の小説『夢違』を原案に、謎に満ちた奥深い夢の世界をテーマにしたSF学園ファンタジー。今回放送が決まった『悪夢ちゃんスペシャル』は、連ドラと5月3日に公開される映画『悪夢ちゃん The夢ovie』をつなぐストーリーで、連ドラで主題歌「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を担当していたももクロが、今度は将来の夢や挫折に揺れる女子高生役として登場する。

「きもクロ」は、6人6色のあでやかなコスチュームをまとい、歌って踊るアイドルユニットで、北川はももクロメンバーの配色に加わる形となりイメージカラー「黒」を担当。デビュー以来、ほぼ10年ぶりとなる本格的な歌とダンスに挑戦した北川は、事前にダンスレッスンとボイストレーニングに励み、撮影に臨んだ。クライマックスでは、北川とももクロによる"奇跡のダンス&歌唱コラボ"が披露されるという。

スペシャルユニットの結成を受け、北川は「『悪夢ちゃん』というタイトルの意味をやっと理解しました(笑)」と納得。その理由を、「10歳も違う日本を代表するアイドルたちと同じ衣装を着て、こういうことをするのが実は悪夢なんじゃないかと(笑)」と説明しつつ、「ももクロと一緒に歌ったり踊ったりしたいと思っているお子さんはたくさんいると思いますし、そういうお子さんたちが見てくれるドラマでもあるので、今回、みんなに夢を与えられるのは光栄です」と充実感もうかがわせた。

一方、ももクロメンバーは北川との共演に大喜び。百田夏菜子は「6人の写真撮影で、私は北川さんとくっついて撮ったので緊張し過ぎてうまく顔が作れませんでした。多分すごくニヤニヤしていると思います(笑)」と振り返り、有安杏果は「私たちは、スターダスト(プロモーション)の"ダスト組"と言われているんですけど、初めて"スター組"の方と並ばせていただいて、事務所がスターダストでよかったと思いました(笑)」と喜びを表現した。

また、連ドラで夢獣の声を担当していた玉井詩織は、「まさかこうやって一緒に並べるなんて、想像してませんでした」と驚き、佐々木彩夏は「しおりん(玉井)が夢獣の声をやっているおかげで私たちも北川さんと共演できてうれしいですし、しおりんに感謝しています」とコメント。高城れには「北川さんにとっての悪夢が、私にとっては良い夢になったので、いいのかなと思いました(笑)」と語り、北川を「(撮影中)リズムもフォーメーションもバッチリで、私よりも踊りがうまいと思います」と絶賛していた。