アメリカの死刑囚たち、最後の晩餐に選んだメニューは?

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アメリカでガス室による死刑が最初に行われた日から90年を迎えます。

1999年以降、ガス室での処刑はもう行われていませんが、アメリカ死刑方法のひとつとして歴史に刻まれています。

そんなアメリカ死刑制度ですが、死刑囚は死刑前日に好きな食べ物を好きなだけ食べてもよいという「最後の晩餐制度」があります。日本の場合は死刑当日の朝、死刑囚に死刑執行が伝えられるので、このような制度は一切ありません。

アメリカ死刑囚たちが過去に注文したちょっと変わった晩餐メニューを紹介しましょう。

今から3年前に死刑執行になったローレンス・ラッセル死刑囚は、史上最大の量の最後の晩餐を注文したとして知られています。

彼が注文したのは、チキンステーキ2食分、トリプルベーコンチーズバーガー、チーズオムレツ、オクラのてんぷら、ミートバーベキュー、パン、トルティーヤ、そしてピザ。食後にはアイスクリームとファッジそしてノンアルコールのビールを3杯。

こんなにおいしそうな食事をたくさん注文したのにもかかわらず、彼は一口も食べることができなかったそうです。

彼が食べなかった食事を巡って、他の死刑囚が争いをしたという噂が残っています。

エンジェル・ディアス死刑囚は、何も注文しなかったそうです。

刑務所で通常出される食事すらも口にすることなく、この世を去りました。

ティモシー・マックヴェイン死刑囚はそのいかつい恐ろしい見た目に似合わず、甘いアイスクリームをオーダーしました。

死刑囚の中には、最後の晩餐制度が適用されない場合もあります。罪があまりにも重いとそれすらもゆるされないようですが、他のリクエスト、たとえば映画を見ることは許可される場合もあるようです。

最後の晩餐メニューには、1番最初にあげたローレンス・ラッセル死刑囚のような豪華極まりないものは、まれであって、ほとんどの死刑囚が頼む物はファーストフードなどだそうです。

strangest last meals remembered: Ninety years after the gas chamber was first used on death row
http://www.mirror.co.uk/news/weird-news/strangest-last-meals-remembered-ninety-3120096