サクランボ生産量日本一の山形県に新設される予定の「さくらんぼ小学校」と同名のアダルトサイトが存在することが判明し、校名再考などを求める声が寄せられていることが明らかになりました。

2008年には「異常性欲大学」という誤解を受けないために、近畿大学が英語表記の変更を検討していましたが、学校名で検索した際にアダルトサイトが上位に表示されてしまうようになるというのは、確かにいろいろと問題がありそうです。

詳細は以下から。
さくらんぼ小学校、アダルトサイトに同じ名が : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

読売新聞社の報道によると、山形県東根市が生産量日本一のサクランボにあやかって来年4月に新設する予定の「さくらんぼ小学校」について、同名のアダルトサイトが存在することが判明したそうです。

アダルトサイトには少女をモチーフにしたわいせつなイラストなどが掲載されており、保護者などから寄せられた校名再考などを求める声に対して、東根市は10月分の市報で選考経緯を改めて説明する方針ですが、土田正剛市長は「校名を変えれば、かえってアダルトの世界を正当化することになる」などとして、校名変更の考えはないとしています。

なお、「さくらんぼ小学校」という校名は2009年12月に市民からの公募で最多得票を得て決まったもので、市は事前に類似した校名が無いかを確認したものの、インターネットではチェックしておらず、市に寄せられた匿名のメールでサイトの存在を把握したとされています。

また、さくらんぼ小学校についてはすでに同市出身の作曲家、服部公一氏が校歌「ひかる六つのさくらんぼ」を作詞作曲しており、歌詞には「さくらんぼ小学校」というフレーズが入っています。

さくらんぼ小：「希望のシンボル」　校歌、山形市出身の服部さん作詞作曲　／山形 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

ちなみに同様の事例としては兵庫県にある「英知大学」が、校名の語感が「エッチ」に近いことや「デラべっぴん」などのアダルト系雑誌を出版していた「英知出版」との混同を避けるために、2007年に「聖トマス大学」に改名したことが挙げられます。

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