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社会派小説など数多くの作品を生んだ作家、山崎豊子さん(1924〜2013)の没後3年になる命日の29日、大阪市天王寺区生玉町にある菩提(ぼだい)寺、高野山真言宗「藤次(とうじ)寺」内の墓所が初めて一般公開された。墓にキクやリンドウが手向けられ、傘を手にお参りするファンの姿があった。公開は10月2日までの午前10時〜午後5時。
命日は今夏、「豊子忌(とよこき)」と名付けられた。これを機に、作品などを管理する山崎豊子文化財団(山崎定樹事務局長)が、ファンへの恩返しの意味を込めて公開した。墓は一周忌に設けられ、隣にはデビュー作「暖簾(のれん)」から遺作「約束の海」まで28の作品名が刻まれた石碑がある。
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