メキシコで頭部切断の遺体18体発見、麻薬組織の犯行との見方

メキシコで頭部切断の遺体18体発見、麻薬組織の犯行との見方
5月9日、メキシコ第2の都市、グアダラハラ近郊で、頭部や手足が切断された遺体18体が発見された。写真は遺体が見つかった車両。グアダラハラの遺体安置所で撮影(2012年 ロイター)
[メキシコ市 9日 ロイター] メキシコ中西部ハリスコ州にある同国第2の都市、グアダラハラ近郊で9日、頭部や手足が切断された遺体18体が発見された。遺体のそばに置かれていたメモから麻薬組織セタスの犯行とみられている。
同州の検察当局者によると、遺体は、グアダラハラ中心部から29キロ南にある村の幹線道路沿いに放置されていた車両2台から発見された。同村は外国人観光客に人気のチャパラ湖に向かう途中にあるという。現場の警察官は、遺体の中には損傷が激しく、性別が不明なものもあるとしている。
今年に入り、メキシコ全土でセタスや他の組織による麻薬戦争が激化。先週、西部シナロア州で起きた5日間にわたる抗争では34人が死亡した。同国の麻薬戦争による犠牲者は、過去5年間で5万人以上に上る。

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