経常収支が赤字に転じたら危険信号=甘利経済再生相

経常収支が赤字に転じたら危険信号=甘利経済再生相
3月3日、甘利明経済再生担当相は午後の参議院予算委員会で、経常収支に関して、赤字に転じたら危険信号であり、黒字である方がいいことは間違いないと語った。都内で昨年2月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)
[東京 3日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は3日午後の参議院予算委員会で、経常収支に関して、赤字に転じたら危険信号であり、黒字である方がいいことは間違いないと語った。
伊達忠一委員(自民)の質問に答えた。
甘利経済再生相は貿易赤字が続いていることには様々な理由があるとしたうえで「経常収支が赤字になると危険信号だ。国内の財政資金を海外に依存しなければならない。国債の評価に影響してくる」と指摘。「政府は財政再建の見通しを示すことで国債の信頼が揺るがないように対処するが、経常収支は黒字である方がいいことは間違いない」と述べた。

石田仁志

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