2016年9月19日  
 

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<企画>九一八事変85周年 歴史を忘れるなかれ

人民網日本語版 2016年09月19日14:05

 9月18日9時18分、鋭い防空警報が瀋陽全域を揺るがした。瀋陽の「九一八」歴史博物館の広場では、自発的に訪れた1000人に上る人々が静かにたたずんだ。今年の9月18日、瀋陽や南京では警報が鳴り響き、国恥を忘れず、国を建設する決意を人々に伝えた。

 1931年9月18日夜、中国を侵略した日本関東軍は、奉天(現在の瀋陽市)近郊の柳条湖付近にある南満州鉄道の線路の一部を爆破、爆破は中国軍の犯行であると発表、これを口実として東北軍北大営と奉天への攻撃を開始した。その数日後には、関東軍の侵略範囲は、中国国内20数都市と周辺部にまで拡大した。この関東軍による自作自演の行動は、当時国内外を震撼させた「九一八事変」(満州事変)と呼ばれている。詳細へ

 85年前に起きた九一八事変は、世界反ファシズム戦争が勃発するきっかけとなり、中国軍が、他国に先駆け、単独で、日本軍国主義に抵抗する契機ともなった。九一八事変の後わずか4カ月余りで、日本の国土面積の3.5倍に相当する128万平方キロメートルに及ぶ中国東北部が全て旧日本軍に占領され、3千万以上の現地住民が、奴隷のような扱いを受けた。近代に入ってから最も暗黒なこの時に始まり、中華民族は、祖国を救うことから解放に至るまで、苦難から歓喜に至るまでの紆余曲折の道に足を踏み入れ、それまで経験したことのなかった民族覚醒と運命転換の苦難に満ちた経緯をたどることとなった。詳細へ

 九一八事変は、我々に、自尊には自立と自彊が必要という教訓を教えてくれた。複雑極まる国際情勢に直面したときでも、自分自身が強くあり続けることで、平和を守り続け、辱めを避けることができる。詳細へ

 「九一八事変」(満州事変)85周年にあたり、初めて見つかった日本の中国侵略図書史料、歴史図冊『打倒日本』が、沈陽の「九一八」歴史博物館で公開された。昭和6年(1931年)に出版された日本語の同書は「中国脅威論」の視点で日本の民衆に「中国は日本を打倒しようとしている。われわれは中国を叩かなければならない」との考えを伝えており、日本が「九一八事変」発動を前々から企んでいたことを改めて証明するものだ。中国近現代史史料学会副会長、遼寧省委党校教授の王建学氏は、同書の発見は日本の大陸政策に関する研究に新たな史料、新たな視点を提供するものだと指摘した。詳細へ

 瀋陽市公文書館はこのほど、瀋陽県公署歴史公文書14巻を公表した。これらの貴重な公文書は、日露戦争終結から「九一八事変」までに日本人が瀋陽地区で不法な警察機関設置、情報収集活動、土地・資源略奪、移民などの侵略活動を行ない、全面的中国侵略戦争発動のために政治、経済、軍事など全面的な準備を腐心して進めていたことを改めて示すものだ。詳細へ

 「陽光下の罪――中国侵略日本軍による化学戦の犯罪行為展」が17日、黒竜江東北烈士紀念館で開催された。

 同展は数多くの歴史写真、図画によって、中国侵略日本軍による化学兵器実験、化学戦の犯罪行為及び戦後に残した災いに関する歴史事実を展示している。同展は「化学兵器禁止に向けた国際社会の努力」「日本による化学戦準備」「中国侵略日本軍による化学戦」「日本の化学兵器の戦後残した問題」「難航する日本軍遺棄化学兵器被害者対日訴訟」の5部構成で、200枚余りの写真、図画、図表を展示している。詳細へ

 外交部(外務省)と国防部(国務省)が共同で主催する「清らかな土地を取り戻そう-旧日本軍遺棄化学兵器処理作業ドキュメンタリー展」が17日、吉林省長春市で開催された。同ドキュメンタリー展は1000点近くの写真や展示品を通じて、中国を侵略した旧日本軍の使用した化学兵器の罪を明らかにし、旧日本軍が遺棄した化学兵器の処理作業の真実の姿に迫った展示を行っている。詳細へ

 中国侵略戦争期間、日本は中国を真に占領するために、血腥い占領軍だけでなく大量の移民も中国に送り込んだ。遼寧省公文書館がこのほど公表した日本の開拓団に関する60件近くの史料は、当時の日本移民侵略史を暴き、日本「開拓団」の真相を暴くものだ。

 1931年の「九一八」事変(満州事変)後、植民侵略と掠奪が日本の公然たる行動となった。東北部の軍事占領を揺るぎないものにするため、日本は中国東北部への組織的、計画的な大規模移民を開始した。1936年8月、広田弘毅内閣は百万移民計画を正式に日本政府の7大「国策」の1つとし、日本は「国策移民」時期に入った。詳細へ

 「九一八事変」(満州事変)85周年にあたり、ロシア、米国、フランスなど40の国と地域から来た「紫金草平和宣伝大使」が18日午前、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪れ、南京大虐殺の犠牲者に哀悼の意を捧げた。

 国籍、民族、肌の色、信仰の異なる「平和の使者」が整然と並び、黙祷した。その後、平和広場の「世界平和の願いの壁」に自らの名前を記した。記念館は「紫金草平和宣伝大使」招聘状を出し、今回の訪問を通じて、より多くの人が歴史の真相を知り、世界に友情と平和の願いを伝えることを望んでいる。「平和の使者」たちは自らの平和宣伝活動を通じて、歴史の真相を伝え、平和の種が実を結ぶようにしたいと述べた。詳細へ

(編集LX)

 「人民網日本語版」2016年9月19日

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