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ニュースリリース

太陽光発電利用 エコサービスエリアの整備について
― 自然エネルギー活用の取り組み ―

平成23年6月29日
西日本高速道路株式会社

 NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、持続可能な社会の形成を目指し、低炭素社会の実現に向け、サービスエリア(以下SA)やインターチェンジ(以下IC)等において太陽光発電設備の導入を積極的に進めています。

このたび、大分自動車道山田SA(下り線)において、発電規模1メガワットの太陽光発電設備を導入し、電力の自給自足に取り組みます。
NEXCO西日本は、今後も自然エネルギーの活用に積極的に取り組み、環境負荷の軽減を推進します。

1.大分自動車道 山田SA(下り線)改築概要

場所
福岡県朝倉市山田
営業施設棟概要
既存 約400m2  建替え 約800m2
お手洗い棟概要
既存 約150m2  建替え 約300m2
駐車場台数
既存 小型82台、大型8台、 改築後 小型99台、大型11台
整備期間
平成24年度完成予定

2.取り組み内容

山田SA(下り線)では、改築工事に併せ、高効率・省エネルギー技術と太陽光発電設備を導入し、環境負荷軽減に取り組みます。
省エネルギー技術では、LED照明、エコガラスの導入、太陽熱や建物排熱を活用した高効率空調設備の導入を進め、年間の使用電力量を約1,400千kwhから約950千kwh(従来比約3割削減)に抑えます。(これは年間のCO2排出量約170t削減に相当します。)
太陽光発電においては、採用した省エネルギー技術、設備等が当該エリアで一年間に消費する電力量に相当する1メガワット規模の設備を導入し、CO2排出量ゼロを目指します。
また、生ゴミのゼロ化、リターナブル食器、リサイクル繊維素材を使用したユニフォーム等を採用等、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の実践による運用面での環境負荷低減にも取り組みます。
生物多様性保全の観点では、NEXCOが取り組みを推進している地域性苗木の育成により地域自然との調和や緑の空間の演出を追求して取り組んでまいります。
昼間の余剰電力は電力会社に売電し、余剰電力相当の夜間電力を買電します。
なお、太陽光発電の全量買取制度が開始された場合はこの制度を適用します。

3.NEXCO西日本における自然エネルギー・省エネルギーの主な取り組み例

太陽光発電設備:
33カ所、発電規模 約1,155kw
料金所や休憩施設の電力、トンネル照明
地中熱ヒートポンプ空調:
舞鶴若狭道 小浜IC料金所
発光ダイオード(LED)照明:
高松道 国分寺トンネル(実証実験中)、舞鶴若狭道 加斗パーキングエリア

山田SA位置図

山田SA位置図

使用電力のピークカット

昼間は太陽光発電により電力使用のピークを抑制することができます。また、昼間の余剰電力は電力会社に売電し、余剰電力相当の夜間電力を買電します。
使用電力のピークカット

省エネの取り組みと太陽光発電規模

高効率・省エネルギー型機器の採用等により省エネを図り、残りの電力量相当を太陽光で発電します。
省エネの取り組みと太陽光発電規模

大分道 山田SA(下り線)イメージ

大分道 山田SA(下り線)イメージ
大分道 山田SA(下り線)イメージ

参考

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