2011年6月7日
  • 楽天株式会社

楽天、EC事業でブラジルに参入

─ 大手EC事業者Ikeda社を子会社化 ─

  楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、ブラジル有数のEC(注1)プラットフォーム提供者であるIkeda社(本社:ブラジル サンパウロ州 代表取締役社長兼共同創業者:Ricardo Yoiti Ikeda、以下「Ikeda」 ※読み:イケダ、)の株式75%を取得し、子会社化いたしましたので(注2)、下記の通りお知らせします。

  Ikedaは、1996年の設立以来、小売業者にSaaS(Software as a Service)型のEC事業プラットフォームを提供し、楽天と同様に中小企業を含むEC事業者のエンパワーメントを企業理念に掲げてきました。Ikedaが提供するプラットフォームを利用することで、小売業者は、ECに必要なサービス機能やデザイン等を独自に構築することができるとともに、インターネット通販・運営に関するサポートサービスも受けることができます。現在、Ikedaは、ソフトウェア会社のBrasoftware、玩具を扱うRi Happy、CD/DVDを扱うViedolar、ペット用品店のCobasi、家具店のEtna、かばんやバックを扱うLe Posticheなど、100を超えるブラジル有数の小売業者に対してEC事業に関するサービスを提供しています。

  南アメリカにおいて最大の経済国であるブラジルは、ラテン・アメリカ圏におけるインターネット利用者の約4割を誇り、中間所得層の拡大やデジタル機器等への旺盛な購買意欲を背景に、インターネット通販の割合が高まってきています。ブラジルにおけるEC事業は、年間18%の伸びが予測されており、市場規模では2016年までに2010年の79億ドルに対して2.8倍の約220億ドルに達すると予測されています(出典:Forrester Research)。

  こうした有望市場において、楽天は、ブラジルの小売業者と非常に良好な関係を築いているIkedaの顧客ベースと、楽天が培ってきたEC事業ノウハウやECプラットフォーム技術を組み合わせることで、シナジー効果が発揮されるものと期待しています。今後は、IkedaのECプラットフォーム事業を強化するとともに、楽天のBtoBtoCマーケットプレイス型のビジネスモデルをIkeda社にも導入し、ブラジルにおける同社の競争力をさらに高めていきます。今回のブラジルにおける展開を含め、楽天は、今後も店舗や消費者をエンパワーメントする独自のビジネスモデルの世界展開を加速してまいります。

(注1)EC=エレクトロニック・コマース=電子商取引
(注2)本件取得に伴う対価は非公表

Ikeda社について:

Ikeda社は、1996年に設立されたブラジルにおけるEC事業の開拓者であり、Web 2.0の概念をEC事業にいち早く採り入れてきた先進的なECプラットフォーム提供企業です。同社はインターネット通販の運営およびマーケティングをサポートする核となるツールを提供しており、顧客のEC事業におけるニーズに最適化した最新のソリューションを提供しております。Ikeda社は、現在、Ri HappyやLePostiche、ETNA、Whirlpool Brazil、Cobasi、Panasonicといった有数の企業を顧客に抱えています。http://www.ikeda.com.br/

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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