文化財情報検索

万葉歌碑(香椎潟) 東区

印刷する

1.歌碑
指 定 その他
所 在 地 福岡市東区香椎1丁目23
時 代 現在

紹介文

 西鉄香椎宮前駅を降り、JRの踏切を越えた南側(右側)の丘陵が香椎宮頓宮で、坂道を上った左手に歌碑が建つ。神亀五年(728)11月、大宰府の長官大伴旅人、次官小野老、豊後守宇努首男人の三人が香椎宮へ参拝し、その帰り香椎潟に駒を止めてそれぞれ歌を詠んだ。そのいきさつと、三首の歌を万葉仮名で碑に刻む。明治21年、市内では最も早く、内大臣三条実美の揮毫で建立された。『万葉集』巻6・957~959所収。
 
 「いざ子ども 香椎の潟に 白妙の 袖さえぬれて 朝菜摘みてむ」(大伴旅人)
    さあみんな、香椎潟で着物の袖までぬらして朝餉の海藻をつもう。

 「時つ風 吹くべくなりぬ 香椎潟 潮干の浦に 玉藻刈てな」(小野老)
    風が吹きそうになった。香椎潟の潮干の浦で、海藻を刈ろう。 

 「往き還り 常にわが見し 香椎潟 明日ゆ後には 見む縁も無し」(宇努首男人)
    大宰府の行き帰りにいつも見ていた香椎潟だが、(都に帰るので)明日から    は見ることもありません。

その他の写真

地図

近隣の文化財

  • 3 兜塚 東区

    神功皇后が、この地で兜を着けたといわれている場所です。
    詳細を見る
  • 4 香椎宮奉納獅子楽 東区

    1.獅子楽 1
     香椎宮の氏子で構成する獅子楽社が、4月17日と10月17日の春秋両大祭に奉納している獅子楽である。現在は各17日に一番近い日曜日に行われている...
    詳細を見る
  • 5 鎧坂 東区

    神功皇后が、この坂で鎧を着けたといわれている場所です。
    詳細を見る
  • 6 香椎宮本殿 東区

    1.本殿(東から)
     養老7年(723)の創建と伝えられ、享和元年(1801)福岡藩主10代黒田長順の再建にかかるものである。この本殿は3間社であるが、正面は桁...
    詳細を見る

近辺情報

時代別検索

エリア・マップ検索

種別検索

キーワード検索

  • クリア
  • 検索
カテゴリーの紹介
建造物
絵画
彫刻
工芸品
書跡・典籍・古文書
考古資料
歴史資料
無形文化財
無形民俗文化財
有形民俗文化財
史跡
名勝
天然記念物
文化的景観
伝統的建造物群保存地区
選定保存技術
埋蔵文化財
その他