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村田諒太がエンダムに雪辱、WBAミドル級王者に

2017年10月22日 21時10分

 WBA世界ミドル級タイトルマッチが22日、両国国技館で開催されたトリプル世界タイトルマッチのメインイベントで行われ、ロンドン五輪金メダリストで挑戦者1位の村田諒太(帝拳)が王者アッサン・エンダム(仏)に7回終了TKO勝ち。日本人選手として竹原慎二に次ぐ2人目のミドル級の日本人世界王者となった。

村田(右)はボデから崩し、中盤から右も当てた

 5月に物議を醸した“不可解判定”で敗れた村田のリベンジマッチ。ソールドアウトの両国国技館が大歓声に包まれる中、リングアナウンサー、ジミー・レノンJrの美声で熱戦の火ぶたは切って落とされた。

 初回、第1戦はあえて手を出さなかった村田は圧力をかけながら手を出していくスタート。エンダムはガードを固めて村田の右を防ぎ、距離が詰まると思ったらすぐクリンチするというスタイル。それでも村田は接近戦で右、左右のボディを打ち込み、エンダムは右アッパーを振り上げて対抗した。

 村田は2回以降も前に出て右ストレートから左ボディ、左右のボディを打ち込んで攻勢をアピール。エンダムは下がりながら手を出しているが、効果的な攻撃はあまりない。

トップランク社CEOのボブ・アラム氏も祝福

 村田は4、5回、ジャブの精度を上げ、右につなげるとエンダムはバランスを崩すシーンが増える。エンダムは右フックを一発ヒットしたが、村田の攻撃が効いてきたように見えた。6回終了間際には村田の右ストレートがガードの間を射抜き、エンダムのヒザが一瞬折れた。7回も村田が攻め、エンダムはふらつくシーンが増える。7回終了後、エンダム陣営が棄権を申し出て、あっけない幕切れとなった。

 31歳の村田は13勝10KO1敗。勝利の瞬間、リング上で涙を流した。33歳のエンダムは36勝21KO3敗。初防衛に失敗した。7回までの採点は69-64、70-63、68-65で村田のリードだった。

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