内容説明
細谷医師のもとで小児がんを克服し、いまは聖路加国際病院小児科で共に働く看護師との「思い出語り」も収録。
目次
誰かに必要とされる喜び
同じ時間を重ねて父親に
人のために生きる
知ること、伝えること
胃袋でつながる
親の背中を見て育つ
多くの関わりの中で
優しさの原点
マザー・テレサの言葉
人の世の悲しみ
子どもに元気をもらう
思いやりの心
神様からのプレゼント
限りある命
感謝
思い出語り
著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年山形県生まれ。東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科勤務。78~80年テキサス大学M.D.アンダーソン病院がん研究所勤務後、聖路加国際病院小児科に復職。現在、同病院副院長、小児科部長。専門は小児がん、小児のターミナルケア、育児学。毎週日曜日には、山形県の実家・細谷医院で診療を続ける。俳人としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
3
図書館 2009年11月第1刷発行。2011年1月第5刷発行。とても短いのでさくさく読めました。優しい語りで読んでいると暖かくなります。2017/04/04
ねこ
1
てもとに置いて何度も読み返したい本。簡潔な文章で書かれたとても小さな本ですが膨大なエッセンスがつまっています。巻末にある聖路加の看護師さん(かつて細谷先生のもとで闘病していたそう)との対談もとても良いです。2015/01/23
葉月94
1
細谷先生の本は、いつも、子供のことを気に掛けている様子が、文章から読み取れます。けして、説教臭くはなく、ご自身の体験から得た、子供への接し方、とても参考になります。「婦人之友」で好評連載中のエッセイ「子育てのさんぽ道」を1冊にまとめた本だそうです。内容は、これまで、先生の著書に書かれたものと重複するものもありました。でも、細谷先生の本、というだけで、読む価値がある、と私は思っています。2010/05/16
psy
1
とってもいいお話ばかりです。細谷さんの、子どもたちへの暖かなまなざし、真摯な姿勢が感じられます。入院するなら聖路加!2010/08/20
Y田トモコ
0
小児科の細谷先生が聖路加国際病院の小児科病棟やご自身の子育てのエピソードから綴る「優しさ」「幸せ」を考える本。といえばいいでしょうか。幸せとは「誰かに必要とされていること。その人のために何かをして、よかった、ありがとうと言ってもらえること」という言葉にいろいろと考えさせられた。シンプルな本の装丁、レイアウトからも優しさがにじみ出ている本です。2011/12/05