アクトレスガールズ初代王者決定トーナメント2回戦で安納サオリと万喜なつみが激突!

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 25日、東京都・新木場1stRINGにて『Beginning 新木場大会』が行われた。

 Beginningは『女優によるプロレス団体』をコンセプトに、所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げ。堀田祐美子がマネージャーに就任し、現在ほぼ全ての女子団体にアクトレスガールズが参戦するほどに成長。そして10月20日&21日にサンリオピューロランドにて開催される『こすぷれふぇすたX inサンリオピューロランド』に参加し、ハローキティとのコラボステージを行うことが決まるなど、プロレス界の内外を問わず急成長中の団体だ。
 同団体は11月15日に行われる初の後楽園ホール大会に向け団体初の王座創設を発表しており、この日から“最強のアクトレスガールズ”を決める初代王者決定トーナメントが実施された。

 一回戦は、有田ひめかがパワーを生かし秋山準直伝のジャンピングニーで清水ひかりに快勝、茉莉がキャリアの差を見せつけ葉月イナをハイキックで一閃、本間多恵がデビュー4戦目の飴宮さゆりを腕ひしぎ逆十字で沈め、高瀬みゆきが所属選手の意地で謎の美女・さくらんボニータを押さえ込み、万喜なつみが一期生の貫禄で谷ももをネックスクリューで瞬殺、一方の関口翔は角田奈穂をランニングSTOで仕留め一期生超えを果たした。

 そして、優勝候補と目される団体のエース“絶対不屈彼女”安納サオリは、今月7日の新木場大会で尾崎魔弓率いる正危軍に加入。
 安納は、大会前の会見で「トーナメントに向けて、一生懸命頑張ります♪……なんて、これで満足ですか?みんないいんですよ。真面目で真っ直ぐな感じ。こんだけ人がいるんですし、人と違うことをすることも必要だと思います。私は席がないなら自分の席は自分で作ってもいいんじゃないかんと思うんで、私はこれから安納サオリを作り上げていきます」と妖しく笑い、新たなスタイルを見せることを仄めかしていた。
 その言葉通り、安納は未依をゴング前に奇襲しそのまま場外で痛めつける残虐ファイトを展開。未依はクロスボディや丸め込みで食い下がるものの、安納は未依の“真面目で真っ直ぐな感じ”を嘲笑うかのように痛めつけ、フィッシャーマンズ・スープレックスホールドで余裕の勝利を奪った。
 
 そして、同じく優勝候補と目されながらも安納ら一期生を中心とする体制を舌鋒鋭く批判し「“遮る壁”でなく“立ちはだかる壁”になる」と団体の変革を目指す沙紀は、自身と同じくパワーファイトに長けた青野未来と重厚感あふれるぶつかり合いを展開。沙紀はカンパーナやブルズ・アンヘリートなどの関節技で痛めつけていくが、未来は蹴り技の猛攻からダブルアーム・スープレックスと意地を見せる。沙紀もこの気概に応え未来の攻撃を真正面から受け止めた上で甘く入ったハイキックをキャッチし、そのままケンタッキーボムで叩きつけ二回戦進出を決めた。

 一回戦がすべて終わると堀田祐美子がリングに上がり、トーナメント二回戦の組み合わせを公開抽選で決定。有田ひめかvs沙紀、関口翔vs本間多恵、高瀬みゆきvs茉莉、安納サオリvs万喜なつみと誰が勝ち上がってもおかしくない好カードの目白押しとなった。

 Beginningの“ツートップ”と呼ばれる安納と万喜の一期生対決が二回戦で行われることに場内はどよめきが起こるが、万喜は正危軍入りして凄味を増した安納の姿を一瞥し「サオリさん、そのメイク似合ってないよ」と挑発。これを受けた安納は「なつみ?違いますよこの人偽物ですよね?だって私が知ってる隣にいたなつみって、もっとキラキラしててもっとスーパースターだったんですよね」と万喜の顔を覗き込みながら挑発で返し、バチバチと睨み合った。
 
 同トーナメントの二回戦は、10月9日(火)の新木場1stRING大会で行われる。

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