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4月21日(土)外濠校舎6階の薩埵ホールを会場に、デザイン工学部開設を記念して第一校舎顕彰イベントが開催されました。
小林尚登デザイン工学部長による「建築とデザイン」と題した講演のほか、「建築家山下啓次郎を語る」というテーマでパネルディスカッションが行われました。
パネリストは山下洋輔氏、大江新デザイン工学部教授、高村雅彦工学部准教授、モデレーターは高橋賢一デザイン工学部教授がつとめました。
山下洋輔氏は、80年の歴史に幕を閉じる第一校舎(1927年竣工)の設計者であり、本学工業学校の校長もつとめた山下啓次郎氏の孫にあたり、近年はその足跡を研究されています。
パネルディスカッションでは、山下氏より資料としてまだ一般に公開されていない山下啓次郎のエピソードや、約50年前の市ケ谷キャンパスの史料などが披露され、会場に訪れたデザイン工学部の新入生や、工学部の関係者約500人は興味深く聞き入っていました。
パネルディスカッションに続いて行われた山下洋輔氏の演奏会では、山下氏のオリジナル曲や、ジャズのスタンダードな曲が披露されました。
大きな拍手に応えてのアンコールを含めて、約30分間の演奏会を参加者は楽しみました。
なお、イベントに先立ち第一校舎解体作業の安全を願う神事が行われ、山下家の皆さまにもご列席いただきました。