「水曜どうでしょう」の園名碑建立 HTBが札幌市に
斎藤徹
北海道テレビ放送(HTB)の旧本社隣にあり人気番組「水曜どうでしょう」のロケ地としても知られる平岸高台公園(札幌市豊平区平岸)に、園名碑が建てられた。30日に除幕式があり、多くの「水どう」ファンが祝福した。
園名碑はHTBが建立し、公園を管理する札幌市に寄贈した。高さ・幅約1メートルで前面には「水どう」ディレクターの嬉野雅道さんが書いた園名を彫刻。HTBマスコットキャラクター「onちゃん」と豊平区シンボルのリンゴがデザインされている。背面には「水どう」ロケ地で全国からファンが訪れる札幌の隠れ名所になっているとの説明文が刻まれている。
除幕式はあいにくの悪天候だったが、大勢のファンが駆けつけた。HTBの寺内達郎社長は「HTB創業の地を忘れることなく、今後も地域貢献を果たしていきたい」と話した。
「水どう」は1996年に深夜ローカル番組として放送が始まった。ディレクターの嬉野さん、藤村忠寿さんと、俳優・タレントの大泉洋さん、鈴井貴之さんが国内外をゆるく旅する内容が大ヒットし、全国で放送されるようになった。2002年にレギュラー放送が終わったが、その後も随時、制作・放送されている。(斎藤徹)