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クエリ検索: "ブルサ"
1,752件中 1-20の結果を表示しています
  • 坂本 千秋
    工業化学雑誌
    1959年 62 巻 12 号 1823-1828
    発行日: 1959/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    既報で蛇紋岩の結晶組織中に,機械的に遊離
    ブルサ
    イト(マグネシアに換算して原石の7~8%)を介在した,いわゆる
    ブルサ
    イト含有蛇紋岩が,高知市周辺にかなり広範囲にわたって埋蔵されていることを報告した。この遊離
    ブルサ
    イトを無加熱蛇紋岩から重炭酸で溶出する際の最適条件を求める目的で,水中に試料の粉末蛇紋岩を懸濁させ,種々の条件の下に一定圧の炭酸ガスを吹込み, 重炭酸によって溶出される遊離
    ブルサ
    イト中のマグネシア, ニッケル, 鉄および可溶性ケイ酸の溶出量を求めた。その結果蛇紋岩の粉末度は105μ前後で,かくはん下に反応させるとき,重炭酸化はほぼ1時間で完了し,含有遊離
    ブルサ
    イトのことごとくを溶出出来た。反応時間の各溶出成分量に対する影響については,反応を開始しても1時間までは時間とともに溶出マグネシア量は増大する。鉄,ニッケルめ溶出についても同様で,いずれも重炭酸塩化物形態である。更に重炭酸化に際して温度の影響を求めたところ,遊離
    ブルサ
    イト中の各可溶成分の溶出量は,50℃までは反応温度の上昇とともに直線的に増大し,この反応の律速段階は遊離
    ブルサ
    イトの重炭酸による溶解側にあることを知った。また, 400℃ から1000℃までの各段階にカ焼後, 前記溶出の最適条件を適用して重炭酸による各成分の溶出量を求めたところ,カ焼温度は650℃で最大溶出量に達し,マグネシアについては30%(蛇紋岩含有全マグネシア中) の溶出値が得られた。同時に鉄の溶出は無加熱の場合より減少し, 反対にニッケルおよび可溶性ケイ酸は増加する傾向にあり, 重炭酸溶液中における各溶出イオン間相互の挙動についても一知見を得た。
    遊離
    ブルサ
    イトを含有していない蛇紋岩についても重炭酸化を行なったがほとんど各成分の溶出はなかった。以上要約して,蛇紋岩中に含有されている遊離
    ブルサ
    イトは,重炭酸による溶出の最適条件を適用すれば,無加熱のままで,そのことごとくを溶出し得るとともに,溶出液中には石灰分を含有しない特徴を有するため,今後の処理いかんでは高純度のマグネシアを得ることも可能と予想される。
  • 奥野 充, レナート ソリデュム ジュニア, マリア ハナ ミラブエノ, クリストファー ニューホール, 下司 信夫, 須貝 俊彦, 田中 明子, 小林 哲夫
    地学雑誌
    2014年 123 巻 5 号 733-738
    発行日: 2014/10/25
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル フリー
    ブルサ
    ン火山複合体(BVC)を構成するイロシンカルデラと
    ブルサ
    ン火山は,フィリピン共和国のルソン島南東端に位置する。この論文は,小特集「フィリピン・ルソン島のイロシンカルデラと
    ブルサ
    ン火山の地質と最近の噴火活動」(その1)と(その2)に掲載された論文について,その概要を述べたものである。Moriya(2014)は,フィリピン諸島の84火山の地形発達史を予察的にまとめており,フィリピンの火山の概要を理解することができる。Kobayashi et al. (2014a, b)は,カルデラ形成噴火の推移を明らかにしており,Kobayashi(2014)では,姶良カルデラと比較して両者の共通性を明確にしている。Danhara et al. (2014)は,イロシン火砕流および関連する堆積物の岩石記載的特徴を報告している。Komazawa et al. (2014)は,カルデラ壁に対応する急勾配が地下にも存在することをブーゲー異常図から示している。Takashima and Kobayashi (2014)は,イロシン火砕流とそれに伴う降下火山灰(co-ignimbrite ash-falls)について,36±8 ka, 38±10 ka, 33±8 ka, 45±10 kaの熱ルミネッセンス年代を報告している。Mirabueno et al. (2014)は,カルデラ内のボーリングコア試料から火砕流堆積物1層と降下テフラ12層をみいだしている。Kinoshita and Laguerta (2014)は,
    ブルサ
    ン火山やマヨン火山で実施されている噴煙映像観測の方法・結果を紹介している。Delos Reyes et al. (2014)は,
    ブルサ
    ン火山2006-2007年噴火による降下テフラの分布と岩石記載的特徴を報告している。Taguchi et al. (2014a)は,
    ブルサ
    ン火山周辺の温泉と冷泉を紹介している。
  • 金光 陽一, 雉本 信哉, 松田 浩一, 匹田 竜馬, 丸井 英史
    日本機械学会論文集 C編
    2000年 66 巻 642 号 378-382
    発行日: 2000/02/25
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    This paper treats dynamic and static features of a sliding circular bearing with tapered grooves on its upper and lower sides. This bearing is called a tapered pressure-dam bearing in the present paper and designed in order to reduce lubricant pressure at high rotational speed. The preceding features of the bearing are analyzed by numerically solving the Reynolds equation and a heatconduction equation, considering the change of the ludricant temperature. The results show the designed bearing has a smaller value of cross-coupled stiffness coefficients when it is compared with a full circular bearing. Moreover, a Jeffcott rotor is used to investigate the stability characteristics of the bearing, and some design paremeters of the bearing are numerically determined to achieve good stability at high rotational speed. A comparison of the stability with a full circular bearing shows the proposed bearing possesses a better stability feature for a higher frequency region.
  • 北朴木 祥吾, 大口 敬, 田中 伸治, 洪 性俊, 大島 大輔
    生産研究
    2013年 65 巻 2 号 175-179
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2013/06/19
    ジャーナル フリー
    本研究では,エコドライブ(ふんわりアクセル)が信号交差点の交通容量に及ぼす影響を評価することを目的とする.車両単体でのエコドライブのCO排出量削減効果に関する知見は蓄積されてきているが,エコドライブによる交通流への影響を考慮したCO排出量の評価はまだ十分ではない.そこで,エコドライブの影響に関する仮定のもと,信号交差点を対象として,待ち行列内でのエコドライブ実施車の先頭からの位置や混入率に応じた交通容量を推定できるモデルを構築した.推定結果から,エコドライブ実施車の混入率が大きくなるほど,交通容量低下の影響が大きくなることが定量的に示された.
  • 坂本 千秋
    工業化学雑誌
    1959年 62 巻 10 号 1485-1488
    発行日: 1959/10/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    高知市周辺には推定4億3千万tに達する蛇紋岩が埋蔵されいるが,著者らは昭和28年頃から,この地域の蛇紋岩を試料としてその利用に関する研究を行なって来たのである。高知市周辺において特に円行寺,宇津野,高野森地区における蛇紋岩中のMgO/SiO2(モル比) が, 普通の蛇紋岩のそれより高いことに注目していたが, その原因を調べた結果として,最近この地帯にかなり広範囲にわたって,蛇紋岩の結晶組織中に
    ブルサ
    イトの的結晶が織り込まれたような形態で含有したものが埋蔵されていることを知った。この
    ブルサ
    イト分は蛇紋岩の結晶構造中にあるようなケイ酸の層の間にはさまれ,ケイ酸分と化学的に結合されたものでなく,これとは別個に蛇紋岩結晶組織中に機械的に散在していることを,X線回折,熱分析,鉱物顕微鏡観察等により見出し,また機械的に介在している
    ブルサ
    イト分の量を熱天秤によって定量を試み,MgOとしてほぼ原石の7~8%含有されていることを知った。更に各地区試料に対する示差熱分析の結果から,これら埋蔵地帯における
    ブルサ
    イト含有蛇紋岩の分布図を求めた。この種蛇紋岩は全国各地に埋蔵されているかも知れないが,著者は未だその報告に接しない。この種蛇紋岩の特異性を考え,工業原料として注目したいのでここに報告する。
  • 神戸 芳郎
    年次大会講演要旨集
    1997年 12 巻
    発行日: 1997/09/26
    公開日: 2018/01/21
    会議録・要旨集 フリー
  • 中村 正幸, 楊 毓英, 山崎 英樹, 内川 富彦, 和崎 克己, 師玉 康成
    映像情報メディア学会技術報告
    2002年 26.83 巻 BCS2002-83
    発行日: 2002/12/17
    公開日: 2017/09/20
    会議録・要旨集 フリー
    CATVにおいてケーブルモデムにより構成されるネットワークでは、上り回線と下り回線を全ての端末が共有する通信方式が用いられている.特に、ケーブル網上で上り回線周波数帯域に雑音が混入すると、全ての端末の通信に影響が及ぶ問題点がある.このため、この雑音の混入箇所の特定および混入を低減することは、CATVによる通信の課題の一つとなっている.そこで、雑音の混入箇所の特定を下り帯域の信号を利用して行うシステムおよび加入者系からの雑音の低減するためのタップオフの開発を行った.
  • 荻野 牧次郎, 有木 実, 山田 尚久, 杉浦 敏博, 井上 信敬
    テレビジョン学会全国大会講演予稿集
    1989年 25 巻
    発行日: 1989/07/25
    公開日: 2017/10/02
    会議録・要旨集 フリー
  • *石井 陽子, 多辺 由佳
    日本液晶学会討論会講演予稿集
    2009年 2009 巻 PA04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    スメクチックバブルの変形を用いることで液晶薄膜に対するガスの透過係数測定法を確立した。バブル内外にガス濃度差が生じると、各ガスの透過係数に応じて膨張もしくは収縮が起こる。準平衡状態のバ
    ブルサ
    イズと透過係数の関係式を現象論的に求めることで、実験的なバ
    ブルサ
    イズ変化から透過係数を迅速かつ定量的に測定する方法を確立した。また、得られた拡散係数の値から今までの理論では記述できないような分子サイズ依存性を発見した。
  • 地学雑誌
    2014年 123 巻 1 号 Cover01_1-Cover01_2
    発行日: 2014/02/25
    公開日: 2014/03/07
    ジャーナル フリー
     フィリピン・ルソン島の南東端に位置するイロシンカルデラ(直径約 11 km)は,41 cal kBPのイロシン火砕流の噴出で形成された.後カルデラ火山である
    ブルサ
    ン火山(標高 1565 m)は活動的な火山であり,最近でも水蒸気噴火を繰り返している.カルデラ北部には
    ブルサ
    ンやシャープピークなどの後カルデラ火山が形成され,カルデラの輪郭は不明瞭になっている.一方,カルデラ内の南部は,ラハールや河成堆積物による埋積で平坦なカルデラ底が形成されており,現在では水田が一面に広がっている.
    (写真と説明:奥野 充・鳥井真之)
  • 坂本 千秋
    工業化学雑誌
    1960年 63 巻 7 号 1178-1182
    発行日: 1960/07/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    最初
    ブルサ
    イト含有蛇紋岩を試料とし,これに石灰分を加えて得られた1000~1400℃焼成物中のCaO,MgO,SiO2成分の反応進行状態と肥効性を検討した。すなわち試料炭酸カルシウム中のCaOと,蛇紋岩中に含有する全SiO2とのモル比がそれぞれ1,2,3となるように配合比に合理性を持たした上で,焼成物中の遊離CaO,MgOを定量することによりX線分析結果とあいまって,次の点を解明した。1300~1400℃,2時間焼成では大略
    1.CaO/SiO2(モル比)=1の配合で一部MgOが遊離して,CaO-MgO-SiO2系化合物どなる。
    2.CaO/SiO2(モル比)=2ではほとんどのMgOを遊離して,2CaO・SiO2となる。
    3.CaO/SiO2(モル比)=3の場合は,CaO/SiO2(モル比)=2配合における生成物に遊離CaOが加わる。
    またこれら得られた焼成物は,遊離
    ブルサ
    イトを含まない通常の蛇紋岩を試料とした場合と比較して,溶出MgO量で2~3倍高い結果を得た。
    次に焼成の条件はCaO/SiO3(モル比)=2で配合し,1時間焼成が適当であると認めたので,これを適用した結果,蛇紋岩に含有している遊離
    ブルサ
    イト分の炭酸水による溶出後の残留物は1200~1300℃焼成によって利用化されることを知った。
    更に配合用CaO源としてドロマイトを使用することにより,溶出MgO量の極めて高い焼成物が得られた。
  • 豊田 真吾, 立石 明広, 熊谷 哲也, 菅野 皓文, 山本 祥太, 千葉 泰良, 森 鑑二, 瀧 琢有
    Journal of Neuroendovascular Therapy
    2014年 8 巻 5 号 285-288
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/03
    ジャーナル オープンアクセス
    要旨: 【目的】今回我々は,脳血管内治療における3D ワークステーションの微細な術中操作を目的として,ワイヤレスマウスを活用したため報告する.【症例】2013 年8 月から2014 年6 月までの脳血管内治療連続70 例を対象とした.3Dワークステーション専用コンピュータにワイヤレスマウスレシーバーを接続,ワイヤレスマウスを用いてテー
    ブルサ
    イドで3D ワークステーションの術中操作を行った.本法により,テー
    ブルサ
    イドでも操作室のコンソールと同様に,3D ワークステーションの微細な術中操作が可能であった.【結論】本法は,脳血管内治療を効率的に行う一助となると考えられた.
  • 今村 雅彦, 宮沢 寛, 池田 義隆
    テレビジョン学会全国大会講演予稿集
    1987年 23 巻
    発行日: 1987/07/01
    公開日: 2017/10/02
    会議録・要旨集 フリー
  • 山口 陽子
    比較内分泌学
    2019年 45 巻 166 号 10-13
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/15
    ジャーナル オープンアクセス
  • 寺師 忠雄
    大日本耳鼻咽喉科會會報
    1934年 39 巻 11 号 1873-1878
    発行日: 1934/02/28
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
  • *中島 智彦, 土屋 哲男
    応用物理学会学術講演会講演予稿集
    2015年 2015.1 巻 12p-D8-7
    発行日: 2015/02/26
    公開日: 2023/05/12
    会議録・要旨集 フリー
  • 金成 修一, 花房 比佐友, 林 誠司, 平井 洋, 木村 真, 米沢 三津夫, 堀口 良太, 田中 伸治, 大口 敬, 小根山 裕之, 桑原 雅夫
    生産研究
    2012年 64 巻 2 号 255-258
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/04/10
    ジャーナル フリー
     本研究ではITS施策によるCO2削減効果を評価可能なモデルの開発を行っており, 本報ではエコドライブ(ふんわりアクセル)のCO2削減効果について推計を行った.近年, 温暖化対策の一環でCO2を含む温室効果ガスの削減が求められており, エコドライブ(ふんわりアクセル)の促進は都市域レベルでのCO2削減が期待されている.筆者らは広域に適用できる交通シミュレーションとCO2排出量推計モデルを組合せるシステムを提案しており, 本報では東京23区への適用を行った.その結果, エコドライブ実施率を変化させた場合のCO2削減効果について, 正負の影響があることがわかった.
  • *渡邊 彩, 湯山 凌右, 豊島 萌生, 池田 泰久, 保坂 寛
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2019年 2019S 巻
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/09/04
    会議録・要旨集 フリー

    前報ではジャイロ効果によって慣性力を増幅し、任意の振動によって内蔵するロータの自転の加速を行う機構を製作し、1.5 Wの発電を確認した。今回は最適設計を目的として,運動方程式の立式およびシミュレーションによる定性的な分析を行った.試作の結果,ウェアラ

    ブルサ
    イズでの推定0.7W級の発電を確認した.

  • 後藤 幸弘, 田中 讓, 福田 修一, 山本 忠志
    日本教科教育学会誌
    2010年 33 巻 2 号 31-40
    発行日: 2010/10/20
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究は,体力の向上も企図した「課題ゲーム」を用いたサッカー授業を構築するための基礎資料を得ようとしたものである。すなわち,「課題ゲーム」として完成度の高い「ツーゴールドリ
    ブルサ
    ッカー」,「サイドマン付きキックラインポートボール」,「キックラインポートボール」,「Runランサッカー」の4つのゲームを種々の時間条件で大学生を対象に行わせ,心拍数変動を記録し,運動強度を推定した。その結果,「ツーゴールドリ
    ブルサ
    ッカー」では,ゲーム時間60秒,休息90秒を5セット以上,「サイドマン付きキックラインポートボール」と「キックラインポートボール」では,ゲーム時間7分を2セット以上,「Runランサッカー」では,ゲーム時間5分を2セット以上,休息時間2分をはさんで実施させればよいと推定された。
  • *奥野 充, MIRABUENO Hannah, LAGUERTA Edgardo, DELOS REYES Perla, BORNAS Mariton, 高島 勲, 鳥井 真之, 檀原 徹, 小林 哲夫
    日本地理学会発表要旨集
    2012年 2012s 巻 601
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/03/08
    会議録・要旨集 フリー
    イロシンカルデラは,フィリピン・ルソン島南東端に位置しており,カルデラの周囲には,イロシン火砕流堆積物(60 km3 DRE)が分布している(図1),炭化木片の14C年代から,約41 cal kBPの噴火年代が得られ,この火砕流のco-ignimbrite ashが,マヨン火山西麓のイナスカンスコリア丘で発見された.また,イロシンカルデラの後カルデラ火山である
    ブルサ
    ン火山は,現在でも噴火活動を続けている.演者らは,福岡大,鹿児島大,Philippine Institute of Volcanology and Seismology(PHIVOLCS)の3者間で共同研究に関するMOUを締結し,科研費基盤研究 (B)(課題番号:21401005)を受けて現地調査およびボーリング掘削を行った.その結果,イロシンカルデラを形成した火砕流噴火および
    ブルサ
    ン火山の噴火史について多くの知見を得た.本講演では,これらの結果の概要を報告する.イロシン火砕流堆積物は,2つのユニットに区分される.火砕流に先行する準プリニー式降下軽石も認められ,その下位には先駆的な噴火によるガラス質火山灰がある(Kobayashi et al., 投稿中,地学雑).この火砕流や関連する降下火山灰について,32~47kaの熱ルミネッセンス(TL)年代も得られている.これらの一連の火砕物は,カミングトン閃石を含む.火山ガラスのSiO2は約77%である.これらの特徴は今後の広域対比に有効であり,時間指標層として役に立つであろう.
    ブルサ
    ン火山は,カルデラ形成後に誕生したと考えられる.カルデラ底(BH-2)でコア深度約50mまでのコア試料を得た.これらは,ほとんどがラハール堆積物からなるが,流紋岩質火山灰が8枚,安山岩質火山灰が1枚,認められた.これらの給源火口は不明である.今後は,イロシンの火山灰を鍵として,タールやピナツボ火山などのテフラも検討し,ルソン島での広域テフラのネットワークを確立したい.
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