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    糸魚川大火、がれき処理個人負担ゼロに…二階氏

     自民党の二階幹事長は31日、大火が発生した新潟県糸魚川いといがわ市を視察した。

     市役所で米山隆一知事や米田徹市長と会談した際、「今回の大規模火災は類を見ない自然災害。災害廃棄物(がれき)の処理分については、個人負担はゼロにしよう」と述べ、がれき処理の自己負担をなくす政府の方針を伝えた。

     がれき処理について、市は被災者から同意を取り付けて一体的に進め、撤去費用の8割以上を補助する方針だ。しかし、27、28日の説明会では、被災者らから市などに全額負担を求める意見も出ていた。米田市長は31日午後の記者会見で、「力強い言葉をいただいた。国が費用を何割負担するかなど、詳細は年明けに協議したい」と歓迎した。

     また、二階氏は激甚災害の指定について、記者団に「災害復旧に有利に働くよう地元に寄り添って結論を出したい」と述べ、政府に求めていく考えを示した。

    2016年12月31日 19時39分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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