“今日、プロットで2連勝した芸人が最強ライブ”とは…

フリーやアマチュア・プロの芸人総勢18組が4ブロックにわかれてネタを披露し、会場のお客さんが審査をする。勝ち上がった4組の芸人が再びネタを披露し、今度はゲスト2組＋スタッフが審査をし優勝者が決まる。なんと賞金まででるライブなのだ。

個性的なネタのぶつかりあい！予選で見つけたオススメ芸人さん

朝専用コーヒーの悲しき現状について漫才をみせてくれたのは『ライズマンショー』。ボケ・阿倍の妄想に、ツッコミ・泉はタジタジ。テンポのいいネタを見せてくれた。

『ゆうきたけし』のコントは、佐藤が帰宅すると虫賀が大きいバッグを持って立っていた。泥棒に入ったのかと警戒するが、実は虫賀は別の意図で部屋に入っていた…というコント。そこから繰り出す展開に会場は爆笑していた。

『たぬきごはん』は男女コンビ。ヒーローになりたいという宍倉に、ツッコミのほりが悟しながらツッコむという新しい概念の漫才パターンをみせてくれた。

『飯島翔平』は演技力抜群の一人コントを披露。学校を辞めることになった先生の理由とは…。情熱があるコントで会場を沸かせた。

決勝はこの4組！混戦状態の勝ち上がるのは誰だ？

まずはAブロックから勝ち上がったのは『ランジャタイ』。予選でも見せてくれたテーマとは、また違ったサイコな漫才を披露。ザリガニのペットを飼っているという話から、わけのわからない展開となるのだが、テンションとかつてないキャラの漫才で爆笑をかっさらった。

『馬鹿よ貴方は』は、刑務所にいる男と看守のコントを披露。予選で見せた帰宅すると知らない人が寝ているというコントと同様シュールな設定のコント。…という一言では片付けられない不思議な空間に観客をいざなった。

『TEAM近藤』は予選ではアイドルオーディション、決勝では世界お笑い王座決定戦の一人コント。彼らしいパワフルでボケ1つ1つが、爆発的に観客に受けていた。

『居心地の悪い、虫』はラジオのディスクジョッキーとそのラジオを聴いている青年のコントを披露。予選で披露した妖艶な先生と学生のコントはショートフィルムをみてるような感覚に襲われたほど演技力も高く、笑いもとっていた。後にも先にも彼らのような空気感を出せる芸人はこれからでないであろう。

緊張の結果発表！優勝は誰の手に？

『TEAM近藤』が、グイグイ前に出てボケまくる中、結果発表。笑撃戦隊ボケ・柴田の「先に言っておきますが、優勝はTEAM近藤じゃありません」と宣言され近藤は意気消沈。優勝は『ランジャタイ』。悔しがる近藤に笑撃戦隊・野村が「じゃぁモノマネで近藤とランジャタイが対決して爆笑とったら近藤が優勝でいいよ」と言うと、くじらがお題を出す中、近藤が早速モノマネを披露。その後ランジャタイがくじらからだされたお題「前田敦子」で大爆笑をかっさらい、柴田の「普通にランジャタイの完全優勝です」という一言でランジャタイは歓喜。しかしトークとネタとではテンションが違うランジャタイにくじらは「ちょっとがっかりだなぁ」と漏らしていた。

※ ボケまくるTEAM近藤

※ 奇妙なモノマネを披露したランジャダイ

まとめ

賞金がでることもあって、芸人さん同士切磋琢磨しながらするネタは見もの。審査中はMC・ゲスト2組のネタが見れるのも嬉しい限り。こういったバトル形式のライブで成長していく芸人さんが見られるので次世代のニューカマーを見つけたいのならこのライブはオススメだ。