嘉風に3年連続装飾化粧まわし 3部作完結編「三の矢鶴」

2017年7月2日15時54分  スポーツ報知
  • クレイデコレーション協会から3本目の化粧まわしを贈られた嘉風

 大相撲の小結・嘉風(35)=尾車=へ、クレイデコレーション協会から装飾化粧まわしが贈られ、2日に名古屋市区中区で贈呈式が行われた。3年連続の贈呈で15年は赤富士、16年は勝ち虫トンボのデザイン。心技体を表した3部作の完結編となる17年は「技」をイメージした「三の矢鶴」と名付けられた。化粧まわしを見た嘉風は「鶴は験のいい鳥。頂いたからには、“ウィンウィン”以上の結果を出したい」と恩返しを誓った。

 4月から作成し始めた今作は、前回までの2部作と比べ軽量化。昨年は入っていたしこ名はなくなり、シンプルな作りとなっている。デザインした同協会の原志津香代表は「流動的な鶴というよりは、微動だにしないずっしりとした鶴をイメージしました」と説明。鶴の中心にある3本の矢は、鋭い攻め手を表現。「立ち合いで50パーセントの勝負が決まるというのが相撲。そのために大切な立ち合いの一の矢。次々に二の矢、三の矢を打つというイメージで作成しました」と話した。

 元々は嘉風の夫人・愛さんと同代表が知人だったことが製作のきっかけ。名古屋場所はもともと苦手としていたが、この化粧まわしを贈呈されるようになった15年は12勝と大活躍。昨年も10勝を挙げ2年連続で三賞も受賞した。「この会自体を験担ぎにしているので。今年も結果を出したい。3年連続の三賞をめざしたい」と意気込んだ。

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