国後島から“遠泳”ロシア人男性 「23時間泳いできた」
北海道放送(株)
北方領土の国後島から道東の標津町に泳いできたというロシア人男性が8日、HBCの取材に応じ「23時間泳いできた」、「本当はポーランドに移住したかった」などと話しました。 先月19日、国後島から泳いで来たとされるロシア人の男性、ワースフェニックス・ノカルド氏、38歳。現在は札幌出入国在留管理局に収容されていて、8日、HBCの面会の取材に応じました。 「ウェットスーツを着て泳いで来た。23時間かかった」(ノカルド氏) ノカルド氏によりますと、日本時間の先月18日午前5時ごろ国後島の南部を出発。翌日午前4時ごろに、およそ25キロ離れた標津町の海岸にたどり着きました。 「海にサメやシャチがいることを知っていたので、それが怖かった。とても疲れた」(ノカルド氏) 泳いで来たワケを聞くと… 「とにかく前からロシアを出たかった。パスポートが盗まれてしまって、日本しか選択肢がなかった。本当はポーランドに移住したかった」(ノカルド氏) ノカルド氏は日本政府に対して「ロシアには送り返さないでほしい」と話しています。
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