スペシャル時代劇
十三人の刺客
57年前に公開された傑作時代劇「十三人の刺客」をBSプレミアムでリメイク!中山道の宿場を砦(とりで)に改造し待ち受ける刺客集団十三人が、死に物狂いで突破を図る大名行列と激突する。狙うは将軍の弟の命。武士の意地と意地がぶつかり合い、むき出しの闘争本能が、そして命の本質が、あらわになる。クライマックスの殺陣(たて)シーンは日本映画史上に残る金字塔とされ、昭和38年(1963年)に封切られた傑作映画を現在、本格時代劇で考えうる最高のキャストでドラマ化する。
【あらすじ】
幕末・天保年間、明石藩江戸家老・間宮図書が老中・土井大炊頭(里見浩太朗)の門前で割腹し果てた。
間宮の死は藩主・松平左兵衛督斉継(渡辺大)の暴君ぶりを訴えていた。斉継は将軍家慶の弟であり、老中就任も内定していたため、時の幕閣に動揺が走る。これに対し老中・土井は、非常手段として御目付役・島田新左衛門(中村芝翫)に斉継暗殺を命じた。悠々自適の隠居を考えていた新左衛門は固辞するが、天下万民のため大事決行を決意、信頼できる強者たちを集める。
極秘裡に進められる暗殺計画を事前にキャッチした人物がいた。鬼頭半兵衛(高橋克典)、明石藩側用人千石の身分を自らの才覚でつかんだ新左衛門の剣のライバルである。
事件発生以来一か月余、明石藩が突如参勤交代の途についた。行列を追う刺客団は、中山道で奇襲作戦を練ったが、半兵衛の奇計にあい失敗に終わる。新左衛門は作戦を変更、中山道落合宿を買い取り、砦に改造、明石藩一行を迎え撃つというのだ。
運命の朝、深いもやの中を落合宿に乗り込んだ斉継以下明石藩一行は、前を塀で塞がれ、後退しようとしたとき退路の橋が大音響と共にくずれ落ちた。十三人と五十騎の死闘が始まる。新左衛門は斉継を討てるのか、半兵衛が守り切るのか。命を懸けた激闘の結末は果たして・・・。
【放送予定】
2020年8月22日(土)
BSプレミアム よる9時から11時(120分単発)
※BS4Kでも同時間に放送
【原作】
池宮彰一郎(1963年東映映画の脚本)
【脚本】
土橋章宏(「超高速!参勤交代」)
【音楽】
沢田完
【出演】
中村芝翫、里見浩太朗、福士誠治、大島優子、勝野洋、渡辺大、神尾佑
飯田基祐、片山萌美、岡本玲、石橋蓮司、西村まさ彦、高橋克典 ほか
【演出】
金佑彦
【制作統括】
内堀雄三(ユニオン映画) 中村高志(NEP) 磯智明(NHK)
【プロデューサー】
元信克則、辰巳暢一(ユニオン映画) 進藤盛延(東映)