ローカルニュース

「部活できる」と高校生 JR西が因美線ダイヤ見直し

2009年02月18日

 JR西日本は今春のダイヤ改正で、因美線の通勤・通学時間帯の列車時刻を一年ぶりに見直す。昨年春のダイヤ改正で高校生らの下校時に不便が生じ、「部活ができない」と鳥取県や沿線自治体、学校、PTAが猛反発。JRに改善を求めていた。新ダイヤではおおむね一時間に一本の普通列車が運行される。

 ダイヤ改正は三月十四日に実施。このうち因美線普通列車では現在の午前八時十分、鳥取発・智頭行きの運転時刻を十分繰り上げ、沿線高校の始業時刻にも間に合うよう変更した。朝の列車は乗り降りがスムーズな車両形式に変更する。

 苦情が多かった夕方の鳥取発・智頭行きは、現在の午後五時五十七分と同八時の間に、同七時七分の普通列車一便を新設。おおむね一時間に一本の列車を運行させ、部活動や仕事を終えた通勤客が利用しやすくした。これまでは五時台の列車に乗り遅れると二時間近くの待ち時間が発生していた。

 生徒の部活動や下校時の安全確保に影響があるとして、ダイヤ改正を訴えていた八頭高校(八頭町久能寺)の大原洋二校長は「生徒への影響を心配し、JRには真摯(しんし)な対応をしてもらった。感謝している」と話している。


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