自然と、戦争と、家族と、ふぁみりーと、愛と、歌。 | 國府田マリ子official blog 「天晴!日替わり定食」 Powered by Ameba

自然と、戦争と、家族と、ふぁみりーと、愛と、歌。

小さい頃から


両親に言い聞かされて育った



戦争の恐ろしさ


悲しさ

理不尽さ


言葉にならなかったであろう


幼き日の父母の戦争体験




「君たちは戦争を知らない世代だから」



そういって言い聞かされてきた。




まだ幼かったわたしたちきょうだいみんな


真剣に真剣に聞いていた受け止めていた



みんなで本気で話し合った


友達には 変な家族~。って言われたけど


変じゃないよ、って思ってた。




姉は宇宙が好き。

カールセーガンのコスモスという番組を


よく観ていた。

わたしも一緒にみていた。


姉とふたりで星を観るのが好きだった。



弟と宮代の自然の中


犬たちと一緒に駆け回るのが好きだった。




父はいつも階段下の

我が家の食物倉庫、と呼ばれる場所を


のぞき、おどけたように


「どれどれ、我が家の食物倉庫は潤っているかな?」


そういいながら覗く。



そこにはいつもわたしたちが

お腹を空かせた時に


いつでも食べられるような


たくさんの食べ物が置かれていた。




父は母は

戦争の悲しみや飢えや恐ろしさから

私たちを守りたかったんだろう。


これからの世界の為に。


ふたりは

小学校の教師をしてた


子供が好きで愛おしくて


教え子たちが家に遊びにきてることもあった。




いつも空をみて


夕陽が綺麗だね、って



朝は気持ちいいね、って



夜の星の星座を教えてくれた。




いまだに



お月さまや夕陽や空が綺麗だと


そっこう母にLINEする!




、、、ふるさと宮代と、東京で愛でる、同じ空。






ふたりとも歌が大好きで
歌ってた。

父なんか、踊りながら歌ってた。


道を歩きながらだって
でっかい声で、嬉しそうに歌ってた。



、、、おじいちゃんが死んだ時も、


ひとりでお風呂で歌ってた。




私たち家族はそれを
静かに受け止めて聴いていた。



温かい優しい歌だった。



むかしの歌謡曲だった。


母とも姉とも
一緒によく歌って

わたしはそれが大好きだった。





現場を退いてからも


母は産休の先生の代わりに
学校へ通って子供たちに愛を注いだ。


父は教頭から校長になり


「校長せんせー(≧∇≦)」って

学校の廊下で子供たちに飛びつきハグをされ
ぎっくり腰になってた。


学校を退いてからも

宮代町で子供たちに学校じゃない、
教室をやってた。



そんなふたりは
70代になったいま
はじめて
自分の趣味の囲碁人生を生きてる。



父はいつも言ってた。


「世の為人の為。」



ずっとその言葉を

ふつうに日常に


聞いていたわたしは


子供の時
深く考えたことはなかった。


みんながそう思ってて、

それが当たり前だって。



大人になって思う。




ふたりの幼い日の戦争体験が


ふたりをそうさせて生かしてきたんだ。



、、、わたしが勝手に思ってるだけだけど。




幼い自分を守ろうとする大人たち
親たち。
寄り添う家族。
失われてゆくいのち。
奪われて消えてゆくいのち。
破壊されるかけがえのないものたち。


みな、苦しんだ。


みんな、人間なのに。


同じなのに。






そんな世界を生きぬいて

ふたりのいまがある。


そんなふたりに育ててもらって


いまのわたしがいる。




地球が愛しいと思うのも、


今日、庭で咲かせた花を愛しいと思うのも、


姉が、弟が愛しいと思うのも


歌が大好きなのも、




ラジオで出逢ったファミリーが
アニメを観てくれたファミリーが
私と歌を一緒に歌ってくれるファミリーが、

果てしなく、


果てしなく 愛おしいのも




知らない誰かに出逢って
命の輝きを感じて  愛しいのも、





みんなで

みんなで歌うのが大好きなのも



たぶん

ふたりが教えてくれた。




わたしが大人になり
歌を歌うことを生業とした時




戦争の悲しさや恐ろしさ
人間の身勝手で失われてゆくものを

歌った歌がいくつかあって。



、、、わたしは正義じゃない。



ぜんぜん、正しくなんかもない。




けど、


愛しいものは愛しい。

大好きなものを守りたい。


愛してるよを伝え続けたい。




夢をみて、


自分次第で、
夢をつかむ努力が出来るこの「今」を。




愛してるよ、

大好きだよ、


大切だよ。




そう当たり前に伝えられる



  いまを守りたい。






そう思う。





離れて暮らす二人を思うと
いつも涙が出てくる。

「遥か」や「祈り」で歌うけど、伝えきれない。



赤い空は母の空襲の話を受けて歌った。
てのりぞうさんは
ぞうの花子がかわいそうすぎて、
虎の姫子が悲しすぎて歌った。

愛しいもの。
二度と失わないように。


「やさしくひかる」は
「地球の想い」。
「僕らのステキ」。


「穢れなき花」も。



わたしは生かされてる


「夢はひとりみるものじゃない」




そう思う。





あー!!もう!!


歌いたい!!!!!!
おかしくなりそうだ





うん。



うん。






今日も、

優しい一日でありますように。



心から。





なんか、
昨日家族でマジ話してたら
こんなブログになっちゃったよ

なんだこれあせるあせるあせる


なんだかなー。



なんかごめんね。



みんなの、
君の、
あなたの、

愛しい人たちに


みんなの
君の、
あなたの

想いが届きますように。





届きますように。。






うにさんにいっぱいオケもらった。
うにさん、ありがと。
大変だったでしょうヽ(;▽;)ノ
本当にありがと。







國府田マリ子アルバム

「音いろえんぴつ12色」
{F30AB8D5-5725-461F-A7FA-73E8687C3FB6:01}


※赤い空

※てのりぞうさん




國府田マリ子アルバム
「だいすきなうた」
{FC6FE618-1B36-4755-9BB4-D3A0D607A90F:01}


※やさしくひかる