(はじまりを歩く)温泉マーク 群馬県安中市 江戸期文書に、原形の絵記号

有料記事はじまりを歩く

[PR]

 新聞記者になって33年。思えば湯煙を求め、北へ南へと湯の町を訪ねてきた人生だった。カランコロン。げたを鳴らしながら石段を歩く。赤ちょうちんが揺れる居酒屋や射的場、スマートボール場を見かけると心が躍ったが、近ごろは昔ながらの温泉地も少なくなってしまった。

 「男を泣かした風情のおばあさんがいて、白い…

この記事は有料記事です。残り3715文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません