韓国のダンスボーカルグループ「東方神起」が5日、17公演で15万人を動員した3度目の日本ツアーの最終公演地「さいたまスーパーアリーナ」でライブを開いた。ステージでは日本・韓国・台湾などから集まった1万5000人のファンの熱気におされ、吹き出した汗を飛び散らせながら、4月に発売し2度目のオリコン1位を獲得した新曲「Beautiful you」など23曲を披露。ファンらは5人の歌とダンスに熱狂した。ライブは6日、同地で最終公演を開く予定。
MCでは、最近メンバーがはまっている、芸人の世界のナベアツさんの物まねも披露した。ユンホさん(22)は、「3の倍数のときブルース・リーになり、4の倍数で誰かを呼ぶ感じに、5の倍数でメンバーのだれかに、そしてそのほかのときは、関根勤さんが真似する東方神起の物まねをやります」と前ふり。東方神起関根さんと麻里さん親子がスクリーンに映し出され、2人の目の前でギャグをしてみせると、関根さんは手で「グー」の合図をしながら大爆笑。東方神起の物まねをしている関根さんに逆襲していた。
ツアーのコンセプトは「COOL&WILD、SPY」で、総合演出はTRFのSAMさんが手がけた。ステージにはアリーナクラス最大の846インチ(横20mメートル×縦5.5メートル)のスクリーンや、前方の花道に準備した舞台に設置した日本初の円形の回転LEDなどを設置。総制作費は約10億円という。
ライブ終盤でメンバー一人ひとりが感想をいい、チャンミンさん(20)は「夢中になって踊って歌って楽しかった」、ユチョンさん(21)は「みんなの愛、めちゃ熱い」と日本ライブの成功を喜んだ。ジュンスさん(21)は「忘れられない思い出がまた一つ出来ました」。ジェジュンさん(22)は「僕らの歌を聞いてくれるみんながいるから東方神起が生きている意味ある」。ユンホさんは「みなさんと一つになれて気持ちよかったです」と真っ赤なペンライトに染まった会場を見渡していた。【西村綾乃】
2008年5月6日