”起訴相当”議決の広島市議3人辞職 本会議で承認

3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で東京の検察審査会が「起訴相当」と議決した広島市議会議員3人が10日、辞職しました。
検察審査会の議決のあと辞職した県内の議員はこれで11人となりました。

河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件では、ことし1月、東京の検察審査会が、裁判で現金を受け取ったと認定されたものの不起訴となった広島県議会議員や広島市議会議員ら35人を「起訴相当」と議決したと公表し、検察が再捜査を進めています。
このうち、広島市議会の▼今田良治議員、▼豊島岩白議員、▼海徳裕志議員の3人は9日、佐々木寿吉議長に辞職願を提出しました。
これを受けて、10日は、3人が欠席するなか本会議が開かれ採決が行われた結果、異議はなく辞職が認められました。
検察審査会の議決のあと辞職した県内の議員はこれで11人となりました。

一方、今田議員の辞職に伴って、広島市議会議員安佐北区選挙区は定員の6分の1を超える欠員が出ることになり、公職選挙法の規定に基づいて補欠選挙が行われる見通しとなりました。