長崎)泉川・長大教授「緊急事態 県内無関係ではない」
榎本瑞希
長崎大学病院感染制御教育センター長の泉川公一教授(51)が8日、報道陣の取材に応じた。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき福岡など7都府県に出された緊急事態宣言について「長崎県内も無関係ではない。(感染拡大を防ぐために)一人ひとりが外出を避けることが一番有効だ」と話した。
県の入院医療体制調整本部にも加わる泉川教授は、県内の現状について「感染経路の不明な例が増えることが一番怖いが、そういう状況にはない」と指摘。県によると、8日までに確認された感染者13人のうち、英国留学から帰国した大学生ら4人については有力な感染経路をたどれたと判断、ほか9人は調査中だ。
ただ、今後感染が急増した場合には「たとえば重症者が90人出た場合、全員を県内で診るのは難しい。イタリアで起きた惨状は決して遠い外国の話ではない」と警鐘を鳴らした。
では、医療崩壊をどう防ぐか…
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