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元横綱・大鵬が朝青龍に最後の喝「勝てばいいと思うな」

 大相撲の元横綱・大鵬の納谷幸喜さん(68)が26日、東京・両国国技館内にある相撲博物館の館長を退任する。史上最多となる32回の優勝で、「巨人・大鵬・卵焼き」というフレーズが生まれたほどの強さを誇った大横綱だが、56年の初土俵から52年に及ぶ相撲人生に別れを告げる。その納谷館長が25日、協会、現役力士へ向けて最後のメッセージを送った。

 愛する相撲協会との別れを前に、納谷館長はしみじみと相撲人生を振り返った。「16歳から相撲をやって、(65歳の)定年後も館長を務めさせてもらった。ありがたい。そして、さみしいね」現役時代から腰痛を抱え、77年には脳こうそくを患って健康面に不安があることから年内での退任を決意したが、協会は26日が仕事納め。同館長にとって相撲協会の仕事も、この日が最後となる。

 32回の最多優勝など輝かしい記録を打ち立てた昭和のヒーロー。親方としても関脇・巨砲らを育てた。だが、05年の館長就任後は、心を痛める出来事が続いた。八百長疑惑、序ノ口力士死亡事件、自らの弟子だった元露鵬が解雇された大麻問題。「ここ2年ぐらいはどん底だった。これからは力士たちが一致団結して『やり直すんだ』って気持ちで臨んでほしい」信頼回復は土俵の充実から。現役力士に対し、国技を背負っているという強い自覚を持つように訴えた。

 引退危機にある横綱・朝青龍にも言及。「外国から来た人は、ただ『勝てばいい』と思っている。横綱はほかの力士以上にけいこしないとダメ。そうすれば人間ができ、心技体がひとつになる。(復活は)本人次第」けいこをおろそかにする横綱に、初心の大切さを説いた。

 協会を離れても、相撲との縁を切るつもりはない。「たまに国技館に見に来たい。講演会などを通じて相撲道発展のために努力したい」昭和の大横綱は、愛する相撲を温かい目で見守り続ける。

 ◆納谷 幸喜(なや・こうき)1940年5月29日、樺太・敷香生まれ。68歳。北海道川上郡弟子屈町で育ち中学卒業後、二所ノ関部屋にスカウトされる。56年秋、初土俵。60年九州で初優勝を飾り61年初、大関昇進。同年秋後、当時の史上最年少記録となる21歳3か月で横綱昇進。71年夏、引退。一代年寄として大鵬部屋を興し、関脇・巨砲らを育てる。04年1月に娘婿の大嶽親方(元関脇・貴闘力)に部屋を譲った。32回の優勝は史上最多。全勝8回は1位タイ。家族は妻と3女。

特集   朝青龍

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(2008年12月26日06時02分  スポーツ報知)

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