2010年11月27日10時52分
宮崎駿監督の新作短編「パン種とタマゴ姫」の上映が東京・三鷹の森ジブリ美術館内の土星座で始まった。同館だけで上映されるシリーズの第8作。宮崎監督作品としては2006年の「水グモもんもん」以来の短編となる。
原作・脚本も宮崎監督。映画を作るきっかけになったのはブリューゲルの「穀物の収穫」という絵画。金色に輝く麦畑が映画でも美しく表現されている。パン種とタマゴから手足が生え、目と口がついて動き出すという愛らしい物語。彼らを追いかけるバーバヤーガも、宮崎作品になじみ深いタイプのキャラクターだ。音楽は久石譲。
来年3月まで。同館は予約制となっている。0570・055777(案内ダイヤル)。