北の湖前理事長一周忌、10月2日に川崎大師で 三回忌には銅像建立も

2016年9月8日6時0分  スポーツ報知
  • 故・北の湖理事長

 昨年11月に62歳で急逝した日本相撲協会・北の湖前理事長の一周忌が、10月2日に川崎大師平間寺で営まれることが7日、明らかになった。当日は境内に建てられた墓への納骨も行われる。また、来年行われる予定の三回忌に合わせて北の湖前理事長の銅像が、川崎大師内に建立されることも分かった。

 一周忌は北の湖さんが生前、家族で年始に参詣していた川崎大師で行われる。案内状は遺族の小畑家から後援者をはじめ関係者に既に発送済みで、全国からゆかりのある人が集う。今年6月には部屋を継承した山響親方(元幕内・巌雄)と部屋の力士、行司、呼び出しが北の湖さんの故郷、北海道・壮瞥町を訪問。その際、実家の墓に分骨を行っていた。今回は、自宅に置かれていた遺骨を横綱を模した装飾が施された墓に納骨する。

 同じ境内には北の湖さんの銅像も三回忌に合わせて建つ予定だ。壮瞥町の北の湖記念館には横綱を締めた姿の銅像はあるが、川崎大師に建てられる銅像は理事長時代を表現した紋付きはかま姿。自身が先頭に立って移行させた、公益財団法人の相撲協会の初代理事長として姿を形にしたいという遺族の願いが込められているという。前理事長のとみ子夫人は「大師様から言ってくださったお話。銅像として後世に北の湖が残るのはすごいこと」と話した。

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