人工降雪機を新たに39基導入 中部スノーアライアンス
2020年11月25日 05時00分 (11月25日 05時00分更新)
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郡上市高鷲町で三カ所のスキー場を運営する中部スノーアライアンスは今シーズン、暖冬による雪不足に備えた人工降雪機三十九基を導入する。各スキー場は十二月に順次開場する予定。関係者は「早期にゲレンデを整えることで来場者増につなげたい」と意気込んでいる。 (中山道雄)
同社によると、人工降雪機は高鷲スノーパークに九基、ダイナランドに二十五基、ひるがの高原スキー場に五基を導入。既設の機材を含めると、全体で二百二十二基が稼働することになる。新たに設置する人工降雪機は気温が氷点下になった時に、水を噴霧して雪を作る。外国製の機材は効率が良く、電気などの省エネも期待できるという。
スキー場は昨シーズン、全国的な雪不足とコロナ禍の打撃を受けたが、百十九基の機材を持つ高鷲スノーパークは前期を上回る三十三万人の来場者でにぎわった。暖冬傾向が続く中、今後も雪不足が懸念されることから、新型機材の大量導入に踏み切った。
昨シーズン、ゲレンデ下部の三百メートル区間しか雪がなかったひるがの高原スキー場は、山頂から続くコース沿いに人工降雪機を配置した。
十二月二十五日の開場に備える山下文雄副支配人は「雪不足ではお客さん...
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