屋根のない2階建て定期観光バス「スカイバス神戸」の発車記念式典が18日、神戸市中央区の三宮センター街で開かれた。神姫バス(姫路市)が19日から神戸市内で1日5便を運行し、1周70分。海辺では、潮風を感じながら観光名所を見渡せる。
同社が創業90周年と、神戸港開港150年目を記念して導入した。
バスは日の丸自動車興業所有で、定員50人(高さ約3・7メートル)。同市中央区琴ノ緒町4のバスターミナル発着で、神戸・ポートアイランドや旧居留地、神戸ポートタワー、JR新神戸駅周辺などを巡る。
式典では神姫バスの長尾真社長や久元喜造・神戸市長らがテープカット。長尾社長は「(スカイバス神戸に乗って)神戸の風を感じてほしい。神戸に新しい風をもたらし、神戸のにぎわいを増やしたい」とあいさつ。久元市長は「さらに観光客に来てもらえれば」と話した。式典後、試乗会もあった。
料金は大人1800円、小学生以下900円(予約優先)。台風などの荒天時は運行を中止する。神戸市内定期観光バス予約センターTEL078・231・4898。
(上田勇紀)