27th annual critics choice awards london event   arrivals
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レイチェル・ゼグラー(Rachel Zegler)

現地時間3月27日(日)に開催されるアカデミー賞授賞式。スティーブン・スピルバーグ監督のミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』で主演を務めるレイチェル・ゼグラーが式に招待されていないことが先週末発覚した。『ウエスト・サイド・ストーリー』が作品賞を始め7部門でノミネートされているのに主役が招かれていないのはおかしいとファンからは怒りや疑問の声が上がった。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーにもこれらの意見が届いたよう。アカデミーが態度を変えレイチェルを招待、プレゼンターを任せることが明らかになった。雑誌『ハリウッドリポーター』のオンライン版が報じている。レイチェルは現在ロンドンでディズニーの実写版『白雪姫』を撮影している。同サイトによると撮影チームは彼女が授賞式に出席できるよう、スケジュールを変更するという。なぜ最初から映画芸術科学アカデミーがレイチェルを招待しなかったのかが気になるところだが、それはまだ判明していない。

new york premiere of west side story
Jamie McCarthy//Getty Images
スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)、レイチェル・ゼグラー(Rachel Zegler)

レイチェルが式に招待されていないことはインスタグラムで発覚した。あるファンが「アカデミー賞授賞式でのドレスを楽しみにしている」と書き込むとレイチェルは「招かれていないからスウェットパンツに恋人のフランネルシャツを着て家で見る」とコメント、招待状が来ていないことを暴露した。

今年の授賞式にはプレゼンターとしてスノーボーダーのショーン・ホワイトやDJキャレドらが出席することがすでに発表されていた。そのためファンからは「映画に関係のないスノーボーダーやDJの席が用意できるなら主演俳優だって招けるはずだ」という意見も。オリジナル版の映画『ウエスト・サイド物語』でリフを演じ、ブロードウェイの舞台版にも出演していた俳優のラス・タンブリンもSNSで映画芸術科学アカデミーを批判。「投票権を持つアカデミーの会員として、オリジナル版のリフとして言わせてほしい。レイチェルの席を確保するのは君たちの義務だ」「レプリゼンテーションが大切だと言われているが、これがまさにそれだ。彼女のために正しいことをしてほしい」とツイート。ラテン系のルーツを持つレイチェルが授賞式に出席する重要性を指摘していた。

主催者の真意が気になるところだけれど、まずはレイチェルの姿がレッドカーペットで見られることになってなにより。授賞式当日を楽しみにしたい。

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