ゴールデンサークルVol.18 日本武道館 | 寺岡呼人 オフィシャルブログ 「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba

ゴールデンサークルVol.18 日本武道館

ゴールデンサークルVol.18 東京の2日間が終わった。

3年前、初めて武道館でGCを開催した時、ある意味頂点に達したものを感じ、この奇跡の夜を越えられるんだろうかと不安になった。

それでも、いつものように曲を書き、ライブをし、バンドもやる、という音楽に対するスタンスを休むことなく続けられたからこそ、この2日間に繋がったと思う。

そして、3年前を遙かに凌駕したゴールデンサークルになった。
個人的には、3年前はソロでのパフォーマンスは完全に借りてきた猫状態だった。
ただただ必死、、、。ホームなのにアウェイのような(笑)。
今回は、それからの自分のソロでのライブを地道に重ね、スキルをあげた事も大きい。けど、それ以上に去年と今年観た桑田さんとサザンオールスターズのライブの影響が大きいと思う。
桑田さんのライブでの熱量を自分なりに憑依させて、今年に入ってのライブはやってる気がする。なので少しはソロアーティストとしても成長できたかな(笑)。

それに、ライブ会場での歌詞をスクリーンに出す演出。
これは今年のユーミンの40周年でもやったことだけど、今回は特に桜井の曲の歌詞を敢えてスクリーンで出したかった。
桑田さんでも感じたことだけど、どんなに知ってる曲でも歌詞を改めて見ると、また違う深さを感じる。そして、曲を余り知らない人でもすんなり入っていける。新曲なんかは特にその効果はあるはずだ。


2日目のライブで上手く言えなかったのだけど、ブログでも書いたことがあるけど、「運」は誰にでもやってくるけど、それを掴むのは“素直な眼(まなこ)”で物事をみるかどうか、だと思う。ゆずや桜井や小田さんは勿論の事、僕にとっては、今回のバンドメンバーも同じように出会ったと思ってるし、アーティストであるK君とハウスバンドやった事も、初めて桜井と一緒に音を出した時と同じ感覚だったし、稲葉政裕さんとの出会いも刺激的だった。

そんな“素直な眼”を「これからも続けろよ!」と発破を掛けられてるような、もう一度、その原点に還るように言われてるようなゴールデンサークルのような気がした。

2日目の打ち上げの最後、朝3時ぐらい。みんなヘロヘロの中、強引に岩沢君(お客として遊びに来てくれた!)にスピーチしてもらったのだけど、普段無口な岩沢君が「このイベントは呼人さんにしかできません。僕はこのイベントに出ることに誇りを持っています。だからこの場にいる皆さんも誇りを持って参加してください」と、酒の力を借りて(笑)、言ってくれた。

最高の賛辞だったと同時に、原点に戻れよ!とも言われてる気がした。
でも、素直に嬉しかった。


初日。
ゆず、そして桜井と武道館のリハーサルでステージに集まった時、妙な“ホーム感”を感じた。
でも、それは懐かしいとか、同窓会みたいな感覚ではなく、ここにしかない空気、この3組がゴールデンサークルで集う独自の空気。
そしてそれは本番で、更に進化していた。
本番でしか生まれない、アドリブの応酬、安定感、パフォーマンス。
例え、3年前と同じ曲でも、あの時の3組はもうそこにはいない。
それは、それぞれの距離感が時代と共に確実に変わっている中で、お互い切磋琢磨し、それぞれがまだ進化しようともがく中で再会したからこそ生まれるエネルギーだと思った。


桜井は、いつも「昔呼人君と91年にまわったヒズフレンズツアー、あんな事をまたしたいんだよね」と言う。
車1台でギュウギュウになりながら、みんなでまわったツアー。
それが進化したのが、GCであり、apフェスだと。
桜井は今までのゴールデンサークルで、一番それを意識しながらステージに立ってる気がした。

なんていうか、ただイベントに呼ばれてやってるのでなく、心から真摯に向き合ってくれてる。
その波動が武道館全体を包み、ホームにしてくれ、ゴールデンサークルを進化させてくれてるんだと思う(つまり俺のスキルが上がったんじゃないんじゃん!笑)。

どんな雰囲気にしていこうか、そんな打ち合わせは一切していない。
でも、彼の頭の中にはイメージされてたのかもしれない。
それを引っ張るエネルギーは凄い。鬼気迫るものと紙一重のバランス。



小田さんは、まず単純に佇まいが美しい。
これが僕の20歳上の男性かと思うほど、スタイルがいい。
そして、何よりも声の存在感。
モニターから最初の一音が聞こえた瞬間にぶっ飛ぶ。

僕が20年後、20歳下のアーティストに呼ばれた時に、フットワーク軽く飛び込める勇気があるだろうか。きっと売れてる売れてないは関係なく、勇気がいり、面倒な事だと思うのだ。それを小田さんは身をもって体現されてる。
こうして、ゴールデンサークルに出てもらったことを、僕は「こんな姿勢を僕も受け継いでいきます」と心に刻まないといけない。

打ち上げでも、色んなお話ができて楽しかった。
本当にありがとうございました!


植村さんも久々に会ったけど、声の深みが増していた。
やはり自信というのは人を成長させるんだなと思った。


そして、打ち上げの時も桜井がずっと褒めていたのがK君。
歌声も曲も絶賛していたし、何よりピアノのプレイが、歌を歌っていて、凄くテンションが上がったそうだ。K君も他人の曲をやる時は全部暗記して自分でも歌いながら練習するそうで、「ボーカリストが弾くピアノ」がかなり桜井を刺激してたみたいだった。
披露してくれた「dear…」も多くの人の心を打ったはず。


ゴールデンサークルバンドは大阪後に語るとして、東京のみの参加だった稲葉さん。時間がない中、リハーサル初日はほぼ全曲コピーして来て頂いた、その姿勢にまず感動。そして実際のプレイに更に感動だった。
ゴールデンサークルバンドの音をもの凄く拡げてくれました。
本当にありがとうございました。


やばい、語り出したら止まらない(笑)。
大阪後にまたじっくり語ろう。

何より、東京公演2日間。
来て下った皆さん、本当にありがとう!


これからもどうか“ご贔屓に”。
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