アニメのすべてが、ここにある。 AnimeJapan 2018 2018.3.22[THU]-25[SUN]


開催レポート

2018年3月22日(木)~25日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催した世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan 2018』の開催レポートをお届け致します。

レポート提供:アニメ!アニメ!

AnimeJapan 2018

AnimeJapan 2018大盛況のうちに閉幕!総来場者数「152,331人(前回比105%)」を動員!
AnimeJapan 2019 来年3月開催決定!!

2018年3月22日(木)~25日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催した世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan 2018』は、過去最多の総来場者数152,331人(前回比105%)を記録し、大盛況のうちに閉幕した。
日本を代表するアニメ関連企業・団体241社[メインエリア162社145ブース892小間、ビジネスエリア65社60ブース76小間、ファミリーアニメフェスタ14社10ブース35小間]が出展。
メインエリアでは、アニメ作品展示、グッズ販売、多種多様なコンテンツやサービスのPR、ステージ展開など、個性豊かな出展ブースがAnimeJapan 2018を彩った。
ビジネスエリアは、国内外の企業が商談や情報交換の場として活況の様相を呈し、大いに賑わった。
4回目の開催となったファミリーアニメフェスタ2018は、子供たちに人気の作品が多数参加し、プレイコーナーやワークショップ、ステージなど盛りだくさんの内容で実施し、過去最多の来場者数を記録した。
また、更に魅力的なアニメイベントを目指し、2019年3月21日(木)~24日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて『AnimeJapan 2019』の開催を決定した。

エンターテインメント

【AJオープンステージ】

こちらのレポートは下記リンク先よりご覧ください。
http://animeanime.jp/special/385/recent/

【フードパーク】

『おそ松さん』や『銀魂』をはじめ、美味しく楽しい料理が勢揃い

アニメとコラボした料理を提供するフードパークは、毎年大きな賑わいを見せる人気のエリア。今年はキッチンカーも出店し、より便利に、より賑やかに生まれ変わった。注目のコラボフードは全6種。『劇場版 Fate/stay night[Heaven’s Feel]』の「言峰綺麗の麻婆豆腐丼」はキャラクターの大好物をイメージした一品だ。
そのほか『おそ松さん』の「ニートボールカレーライス」、『銀魂』の「銀さんの木刀チュロス」、『血界戦線 & BEYOND』の「ジャック&ロケッツ チーズバーガー ヘルサレムズ・ロット・スペシャル」、『ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~』の「ラビットハウスのサンドイッチ」、『続『刀剣乱舞-花丸-』』の「とある本丸の特製味噌ラーメン」と、様々なファンのニーズに合わせたメニューをラインナップ。味はもちろん見た目までこだわった美味しい料理に来場者は舌鼓を打った。コラボフードを注文するとオリジナルコースターもプレゼントされたため、ファンにとってはお腹も心も満たされるメニューとなった。

【オフィシャルグッズ】

AnimeJapanだから実現できたコラボ商品や5周年オリジナルビジュアルを使用した商品が盛りだくさん

今回は5周年記念としてコラボTシャツを販売。『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』×『結城友奈は勇者である -勇者の章-』、『あらいぐまラスカル』×『けものフレンズ』、『ガールズ&パンツァー 最終章』×『ポプテピピック』と話題作がタッグを組んだ。イラストはいずれも描き下ろし。会場内で着ているファンの姿も見られた。
その他、色紙に好きなキャラクターを描いてもらえる権利をオークション形式で販売。『アイドルタイム プリパラ』、『機動戦士ガンダム00』、『攻殻機動隊ARISE』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『ルパン三世 PART5』のキャラクターデザイナーが、この世に1枚だけのイラストを手がけた。もちろんお手頃な価格帯のグッズも取り揃えた。5周年オリジナルビジュアルを使用したオリジナルチケットホルダーやAJガチャ、アクリルキーホルダーなど、定番アイテムも人気を博した。

【コスプレイヤーズワールド】

コスプレパレードで会場をぐるっと一回り

多彩なコスプレイヤーが集うコスプレイヤーズワールドは今年もスペースを拡大。周りを気にせず、より自由なポーズで撮影を楽しめるようになった。AnimeJapanの開場前に着替えることができる早朝更衣室では、利用者のために早朝クロークも設置され、細部まで行き届いた設計に。今年は5周年を記念してパブリックデイの両日にコスプレパレードを行った。コスプレイヤーたちが会場内を練り歩く姿はインパクト抜群。カメラで写真を撮る人も多く、ひときわ華やかな企画となった。
AJならではのシチュエーションで撮影できる背景パネルは今年も登場。5周年記念キャラクター・AJ兄弟のぬいぐるみも提供され、一緒にポーズを決めている人の姿も。今年はコスプレに関連する多くの施策を実施。 Twitterではコスプレイヤーのコスプレ画像を募集して、AJ兄弟のモザイクアートを作るプロジェクトにチャレンジ。初めてのコスプレ制作企画としてAJコスプレプロデューサーがコスプレイヤーと一緒に作った『コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道』の「ゼロの仮面」の展示コーナーもあり、大ボリュームの内容だった。

【AnimeJapan放送局ブース】

AnimeJapanのお役立ち情報や、アニメをより楽しめるトークを発信

フードパークの一角にはAnimeJapan放送局ブースを開設。多彩なゲストを交えたトークはニコニコ生放送でも配信され、アニメにまつわるさまざまな情報を公開した。まずパブリックデイ前日の3月23日(金)には「AnimeJapan 2018楽しみ方紹介」をニコ生配信。AnimeJapanの見どころや主催企画、5周年企画「みんなで選ぶ!アニメなんでもランキング」の結果を発表し、ファンの期待を煽った。
24日(土)と25日(日)は、オープニングセレモニーを含めた全10プログラムをラインナップ。映画、宣伝、フェス、フィギュア、グッズなど、アニメと関係が深いコンテンツを深掘りした。人気企画「メーカー横断アニメ宣伝マンナイト」は復刻版として2部構成で開催。全10社の宣伝マンが一堂に会し、仕事の舞台裏を赤裸々に語り合うなど、熱の入ったトークを繰り広げた。

クリエイション

【Production Works Gallery】

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『GODZILLA 怪獣惑星』のCGアニメ制作フローを紹介

アニメ制作の手法を解き明かす「Production Works Gallery」。今回は「3DCGの現在とアニメの未来」をテーマに掲げて、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『GODZILLA 怪獣惑星』を題材に解説した。どちらも3DCGが使用された作品だが、『ガンダム THE ORIGIN』は手描きアニメと3DCGを融合させ、『GODZILLA』は3DCGのみで制作されている。それによって制作フローや手法にどのような違いが生じたのか。図を交えて丁寧に解説した。「ガンダム」と「ゴジラ」という長年人気のコンテンツなだけに、展示を熱心に読み込んでいるファンの姿も確認できた。アニメにおいて日に日に重要度が高まる3DCGを学べ、アニメの未来を感じられるブースとなった。

【アニメのお仕事】

劇場版『名探偵コナン』の宣伝手法を公開

「アニメのお仕事」コーナーは2大特集を展開。「劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』宣伝執行計画」では2018年春ロードショーの最新作について、宣伝手法や素材を公開した。ティーザービジュアルや特報などの用語解説に加えて、宣伝プロデューサーのコメントも掲載。どういった狙いでキービジュアルやキャッチコピーを決めていったのかが手に取るように分かる特集だった。劇場版『名探偵コナン』シリーズは近年、興行収入記録を更新し続けており、多くの来場者で賑わいを見せていた。
「パッケージデザイン展」ではBlu-ray・DVDのデザインを紹介。『聲の形』『宝石の国』『おそ松さん』など、人気作品のパッケージが展示された。こちらもデザイナーやメーカー担当者のコメントが掲載されており、制作意図を知ることができた。本編だけではなく、宣伝やパッケージもアニメには欠かせないポイントであることが分かる企画だった。

【クリエイションセミナー】

豪華ゲストが自作を解説 Q&Aも大盛況

「Production Works Gallery」と「アニメのお仕事」にまつわる講師を迎えて、展示の深掘りをする「クリエイションセミナー」。今年は3月24日(土)に「劇場版『名探偵コナン』の宣伝について」、25日(日)に「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のつくり方」、「『3DCGの現在とアニメの未来』について」、「PRINTGEEK×MdN presents グラフィックデザイナーが広げるアニメの世界」の計4セミナーを開催した。
監督やプロデューサー、デザイナーが自ら作品を解説する貴重な機会であり、いずれのセミナーも多くのオーディエンスが詰めかけた。アニメ業界を志望する受講者も多く、Q&Aコーナーでは多くの質問が飛び交っていた。展示を見ただけでは分からない詳細についても解説が加えられ、アニメをより深く楽しめるセミナーとなった。

ビジネス

【ビジネスエリア】

過去最多の65社がビジネスエリアに出展

世界から注目を集める日本のアニメの商談会、AnimeJapanビジネスデイが3月22日(木)と23日(金)の平日2日間にかけて行われ、3,385人の来場者が訪れた。ブース出展数は昨年の59社に対して過去最大の65社に。モバイルゲーム大手のグリーや、映像コンテンツ制作を手がけるNHKエンタープライズが新たに出展するなど、アニメビジネスの多様化、需要の高さを裏付けた。
エリアではアニメビジネスの相談窓口として「アニメビジネスコンシェルジュ」、アニメ作品・キャラクターとビジネスとの出会いのきっかけとなる「アニメ作品・キャラクター紹介パネル」、日本貿易振興機構・JETROの協力のもと「AJ×JETRO アニメコンテンツ商談会」などのコーナーが登場。さらに出展エリアとは別に商談専用のスペースも用意された。
海外からのバイヤーも多数来場し、活発な商談が行われた。

【AJ×ABPF アニメビジネス大学】

アニメ産業の動向とライセンスビジネスの基本を解き明かす

メインエリアで行われたビジネス企画として3月24日(土)にアニメビジネスに関する2つの講座を開催。
「データでわかるアニメ産業 ~『アニメ産業レポート』産業統計データからわかるアニメ市場~」では、増田弘道氏(日本動画協会/アニメ産業レポート 編集統括)がナビゲーターに、落越友則氏(株式会社アニプレックス/執行役員専務)がゲストに登壇。2017年の統計データをもとにして、アニメ産業の動向や流行をわかりやすく紹介。満席となった会場には、多くの聴講者が熱心に話を聞く姿が見受けられた。
「アニメビジネス入門:ライセンスの基本の『キ』~『アニメの2次利用』ライセンスビジネスの始め方~」では陸川和男氏(株式会社キャラクター・データバンク/代表取締役社長)がナビゲーターに、角田駿之介氏(株式会社タツノコプロ/コンテンツビジネス部 国内ライセンス営業担当)をゲストに迎えた。こちらは実際の作品の例を交えつつ、ライセンスビジネスを分かりやすく解説。ここでしか聞けない講義内容に会場内は大いに盛り上がりを見せた。

ファミリーアニメフェスタ

ファミリーアニメフェスタ2018
来場者数は過去最多の1万4,304人を記録!

今回で4回目を迎えたファミリーアニメフェスタは過去最多の来場者数1万4,304人を記録し、前回比122%の大盛況を見せた。今回はエリアを2倍に拡大し、東7ホールに移して開催された。入場は小学生以下とその保護者に限られるため、親子連れも安心して楽しめるエリアとなっている。国際展示場駅前からはファミリー専用の無料シャトルバスも運行されており、利用者も非常に多かった。
ファミリーステージには『それいけ!アンパンマン』、『妖怪ウォッチ』、『ポケットモンスター サン&ムーン』など、キッズ層に大人気のキャラクターたちが登場し、大いに盛り上がった。一緒に写真が撮れるキャラクターグリーディングも賑わいを見せていた。キッズワークショップは「ガンプラ組立会」と「アニメをつくろう」の2コーナーが登場。整理券には行列ができ、どちらも親子で楽しむ様子が印象的だった。プレイコーナーでキャラクターのヨーヨーつりやぬり絵などを楽しめ、子供たちの笑顔が絶えないコーナーとなっていた。

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