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新潟県ホーム の中の農林水産業の中の旧松之山街道
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旧松之山街道

2013年12月18日
 松之山街道は、高田城下から北国街道と別れ、法定寺、横住(浦川原区)、安塚、大島、松代、十日町を経由し三国街道の塩沢に至る、路程およそ19里余の脇街道です。
 松之山街道の名称は、松之山郷(松代・松之山地区を広くさす)を通ることに由来しています。戦国の武将上杉謙信は、この松之山街道を利用し幾度も関東に出陣したことから、軍用道として整備されてきました。
 安塚区内には、往時をしのばせる敷石の残る街道跡が約2㎞にわたって残っており、地元ではこの松之山街道を「三国街道」と呼んでいます。
 また、安塚区から旧松代町を経由し十日町市までの間が、文化庁が選定した「歴史の道百選」に選ばれています。

アクセス

安塚交差点を大島方面に向かい、徒歩5分で「旧三国街道」という看板があります。ここから約2㎞の間が非常に状態の良い形で残っています。

状況

そのほかの松之山街道

 このほかにも安塚区牧野地内(牧野峠と牧野の間)、大島区大島地内(吹切峠と大島の間)など何か所か、敷石の残る街道跡が残されています。

① 法定寺(浦川原区)地内の現状
 法定寺の三叉路近くの石の祠付近にわずかに道形が残っています。石の祠に上る階段脇には、かつての敷石が数個散在しています。
② 法定寺~横住(浦川原区)~牧野峠(安塚区)
 法定寺から横住に向かって県道を下っていくと、途中から旧街道に入ることができます。横住で茶屋橋(現在は鉄製となっている)を渡り、牧野峠に向かいます。
  現県道との交差箇所から牧野峠まで 【調査中】


③ 牧野地内(安塚区)の現状
 牧野峠付近は、昔の面影が残っています。そこから安塚方面へ下る旧道は、道形は認められますが市道に分断されています。以前は「旧三国街道」と記した標識がありましたが、今は朽ちて倒れています。その奥にかつての敷石が見られます。
④ 安塚神社周辺
  安塚神社前、民家脇にあった石畳は舗装され、参道の石畳も今は見ることができません。

⑤ 原山(安塚区)~大島(大島区)
  【調査中】
 
⑥ 大島地内の現状
  大島神社裏から大島集落内までの道形が良く残っています。街道は、「大島やすらぎの森」内の遊歩道の一部として利用されています。敷石も約150mにわたり見ることができます。