岩手県に津波警報 高さの予想3メートル

南太平洋のトンガの火山島で日本時間の15日午後、大規模な噴火が発生し、気象庁は太平洋沿岸などに津波警報と津波注意報を出していましたが、岩手県では、津波注意報が津波警報になり、高さの予想は3メートルになりました。

岩手県の久慈港では午前2時26分に1メートル10センチの津波を観測しました。

岩手県の沿岸部にある久慈、宮古、大船渡、陸前高田、釜石のそれぞれの消防本部によりますと、午前3時現在、津波による被害の情報は確認されていないということです。

また岩手県によりますと、今のところ、被害の情報は入っていないということです情報収集にあたっています。

岩手県では沿岸の12の市町村、洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市に避難指示が出されています。

また各地に避難所が設置されていて津波警報に切り替わると避難をしてくる人が増えてきているということです。

このうち宮古市では午前3時40分現在、市内に避難所を16か所開設
しているということです。

また山田町では午前3時現在、避難所を17か所開設しこれまでに9世帯19人避難しているということです。

岩手県沿岸を走る久慈駅と大船渡市の盛駅を結ぶ三陸鉄道リアス線は、津波警報が出されているため始発から全線で運転を見合わせるということです。

三陸鉄道によりますと運転の再開は津波警報が解除されて運行の安全が確認されてからになるということです。