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「4人組」がホワイトハウスを占拠 身内からも批判噴出 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:オバマ米大統領
【ワシントン=佐々木類】11月の米中間選挙で民主党の苦戦が予想される中、オバマ大統領に人事刷新を求める声が身内の民主党支持者の間から出始めている。大統領が「恐怖の4人組」と呼ばれる側近に政権運営を委ねるケースが目立ち、政権のイメージ悪化の一因とみているためだ。中間選挙は2012年の大統領選の行方を占うだけに「4人組」への批判は、党勢立て直しに向けた期待感の裏返しともいえそうだ。
「大統領は特定の人たちばかりでなく、もっといろいろな人たちの話にも耳を傾けるべきだ」
オバマ大統領がまだ知名度のなかったころからの支持者として知られるダグラス・ワイルダー元バージニア州知事は15日、米ABCテレビのインタビューでこう語った。ワイルダー氏は「今のホワイトハウスは有毒な政治環境にある。それを取り除くためには劇的な変革が必要だ」とも語り、一部側近だけを重宝する大統領の政治手法に「警鐘を乱打した」(ABCテレビ)と報じられた。
ワイルダー氏に限らず米英メディアに「4人組」と名指しで批判されるなど、すこぶる評判が悪いのは、ラム・エマニュエル大統領首席補佐官(50)、デービッド・アクセルロッド(55)、バレリー・ジャレット(53)の両大統領上級顧問、ギブズ大統領報道官(38)だ。
英紙フィナンシャル・タイムズは、エマニュエル氏から順番に「ストリート・ファイター」(けんかっ早い男)、賢人のような風貌(ふうぼう)から「フクロウ博士」、誠実な人柄から「歩く良心」、記者らの鋭い質問をかわし続けることから「人間の楯」−とあだ名をつけ、4人組が政権運営に与える弊害をかき立てている。
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