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全面禁煙は厳し過ぎ? ブルガリアで一転、緩和策
ブルガリア議会は20日、公共の屋内空間を6月から全面禁煙にするとした法律を緩和、飲食店での喫煙を一転して認める改正案を可決した。欧州で全面禁煙化の流れが定着しつつある中、愛煙家の意向を一定程度くんだ形だ。ロイター通信が伝えた。
同国は欧州有数の喫煙国で、10代の若者でも約3分の1がたばこを吸う。改正前の全面禁煙法案は議会が昨年5月に可決したが、飲食店や旅行業界から反対の声が上がっていた。
改正により、床面積が50平方メートル以下のレストランや喫茶店では、店側が喫煙か禁煙かを決められるほか、それ以上の面積の店でも喫煙室の設置が認められた。一方、病院や大学、映画館などでは全面禁煙となる。
欧州では、英国やフランスなどが飲食店を含めた公共空間での喫煙を全面禁止。マケドニアでも今年1月、飲食店が禁煙になったが、店側は客足が遠のいたと反発、大規模なストライキも行われた。(共同)