長渕剛、松井氏&ジーター氏と合体!震災復興支援でオファー快諾

2015年2月25日6時0分  スポーツ報知

 シンガー・ソングライターの長渕剛(58)が、3月21日に東京ドームで東日本大震災の被災児童自立支援のために行われる「2015ハイチュウプレゼンツ トモダチチャリティベースボールゲーム」に出演することが24日、分かった。巨人や米ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(40)、デレク・ジーター氏(40)らが参加するビッグイベントで、長渕は自身の楽曲の1曲を歌唱予定。日米のスーパースターが一つになって被災地に元気を届ける。

 「3月11日。一つの国でこれだけ同じ命日を持った人たちがいる。世界でもそうはない」

 長渕はこの日、スポーツ報知に被災地への思いをこう語った。2011年3月11日に震災が発生してから、ラジオ番組を始めたり、航空自衛隊松島基地で1500人の隊員と合唱したり、復興支援を続けてきた。今回も東北の子供たちを支援するイベントの趣旨に賛同。主催者側の熱烈オファーを引き受けた。

 被災地を思う強い気持ちが、野球界のレジェンドとのコラボレーションへと導いた。イベントは松井氏とジーター氏が監督となり、在日米国人中学生と東日本大震災被災地の中学生が試合。その後、両氏の本塁打競争が行われる。関係者によると、長渕はこの間に登場。1曲を歌う予定で、「乾杯」など複数の候補から選曲を進めている。

 子供たちを元気づけたい思いは人一倍強い。震災直後の11年8月、福島・浪江町の小学生20人を、自身の故郷・鹿児島県霧島市の神造島(かみつくりしま)に招待。マリンスポーツなどを楽しんだ。「震災の中で、希望を与え続けているのが子供たちの笑顔。歌うことで、参加する子供たちやドームに来てくれた皆さんの心を一つにしたい。被災地に風のように届いてくれれば」。イベントに先駆けて3月16日には、都内で開催される「被災児童自立支援プロジェクト」でチャリティーライブも行う。

 イベントでは松井氏、ジーター氏とスリーショット撮影も実現する。「それぞれの世界観の中で看板を背負っていた人。極めた道で一緒に応援していけたらいい。すっげえ格好いい人たちだし、初めてお会いするから楽しみ」と心待ちにする。

 3月は全国ツアーの真っ最中。そして、8月22日には富士山麓の「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)で10万人を集めてオールナイトライブを行う。「命懸け」と覚悟を決めた音楽人生最大のイベントだ。東北の子供たちを勇気づけるためにも、長渕は戦う背中を見せ続ける。

 ◆2015ハイチュウプレゼンツ トモダチチャリティベースボールゲーム 松井氏とジーター氏が行うホームラン競争が目玉。ほかにも巨人・原監督が総合プロデュースするベースボールクリニック、日本ハム・大谷ら有名選手やOBも多数参加する野球教室などが開催される。

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