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重要民俗文化財に「秩父吉田の龍勢」など6件=文化審答申

1/19(金) 17:08配信

時事通信

 文化審議会(馬渕明子会長)は19日、「秩父吉田の龍勢」(埼玉県秩父市)など6件を重要無形民俗文化財に指定するよう、林芳正文部科学相に答申した。

 近く答申通り告示される。

 秩父吉田の龍勢は、秩父市の椋神社で開かれる秋季例大祭で、小集落を基礎とする27の流派が製造した「龍勢」と呼ばれる煙火を打ち上げ、五穀豊穣(ほうじょう)や天下泰平などを祈願する行事。龍勢は全長20メートルほどあり、「農民ロケット」とも呼ばれる。打ち上げ式煙火の指定は初めて。

 文化審はこのほか、「箱根細工の製作用具および製品」(神奈川県箱根町)と「琵琶湖の漁撈用具および船大工用具」(大津市)を登録有形民俗文化財とすることなども求めた。 

最終更新:1/19(金) 17:17
時事通信