最終更新: 2010/12/23 01:51

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国連安保理緊急会合 北朝鮮を非難する文面めぐり各国対立、声明発表には至らず

緊迫する朝鮮半島情勢をめぐり、国連安全保障理事会は日本時間20日未明から緊急会合を開催したが、北朝鮮を非難する文面をめぐって、各国の対立は解消されず、この日の声明発表には至らなかった。
緊急会合は、休憩を挟みながら、およそ6時間にわたって続いた。
会合を要請したロシアは、朝鮮半島の緊張を高めないよう、南北双方に「最大限の自制」を求める声明案を提示した。
一方で、イギリスは、北朝鮮による一連の攻撃を非難する声明案を提示し、日本、アメリカ、フランスなどがこれを支持した。
特に日米などが、11月の韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃を文面化するよう求めたのに対し、中国が強く反発、文言をめぐって折り合いがつかず、声明発表には至らなかった。
アメリカのライス国連大使は「各国間の考えの違いは埋まりそうにない」と述べた。
また、日本の西田国連大使は「ただただ、今までの経過とか、(北朝鮮による攻撃の)経緯をまったく無視する形によって、(南北)双方に自制を求めるということは、それは公正とは思いません」と述べた。
ロシアのチュルキン国連大使は、「6カ国協議開催の見通しが立たない今、国連が話し合いの場を設けるべき」として、国連事務総長に、韓国と北朝鮮に特使を派遣するよう要請し続ける考えだが、北朝鮮をめぐる各国の隔たりは大きく、妥協点を見いだすのは困難な状況となっている。

(12/20 12:25)


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