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事件
住吉会系組員を逮捕 関東連合OBも関与か 東京・六本木の山口組系幹部ら集団暴行事件
2012.11.26 02:07
[暴行・傷害]
東京都港区六本木の飲食店で昨年12月、客の指定暴力団山口組系組幹部ら4人が約20人の男らに暴行され重軽傷を負った事件で、警視庁組織犯罪対策4課が、傷害容疑で、実行犯の1人とみられる指定暴力団住吉会系組員の30代の男を逮捕していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、逮捕された男は住吉会の三次団体に所属。この団体は暴走族グループ「関東連合」(解散)のOBが幹部を務めており、ほかにも複数のOBが在籍するなど、関東連合の事実上の“受け皿”になっている暴力団組織とみられる。
警視庁は、犯行にはこの団体の現役組員のほか、暴力団員ではない関東連合の関係者らも加わっていたとみて、実体解明を進める。
事件は昨年12月14日未明に発生。店に入ってきた若い男ら約20人が、店内にいた山口組系組幹部3人と30代の元組員の男性に対し、いきなりビール瓶で頭を殴るなどの暴行を加え、すぐに逃走。このうち40代の幹部1人が一時意識不明となったほか、他の幹部2人と元組員も、骨折などの重軽傷を負った。
捜査関係者などによると、この元組員は事件直前、別の飲食店で住吉会系組員の集団と、ささいなことがきっかけでトラブルを起こしていた。
元組員はその後、旧知の組幹部らと合流し飲んでいたところを暴行されており、警視庁は、元組員を狙った“襲撃”に組幹部らが巻き込まれたとみている。
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