福井)半世紀お疲れ様 敦賀市中心部の歩道橋撤去
佐藤常敬
福井県敦賀市の中心部を走る国道8号で、横断歩道橋が22日、撤去された。2023年春の北陸新幹線敦賀開業にあわせた2車線化工事により、両側の歩道を拡張するためで、53年前から利用された歩道橋が姿を消した。
この日午前2時から、国土交通省福井河川国道事務所が実施した。商店街の周辺区間を通行止めにして、大型クレーン車で長さ21・8メートル、重さ16・8トンの歩道橋をワイヤでつるしてトレーラーの荷台に運んだ。門型標識二つも撤去された。
同事務所によると、歩道橋は1967年に設置され、半世紀にわたり地域の人たちに利用されてきた。周辺では新幹線開業を見すえ、中心市街地の整備工事が進む。