ダイハツ、2月12日に2車種の生産再開へ 10車種も19日以降に

中村建太
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 ダイハツ工業の車両認証不正を巡る問題で、同社は31日、国土交通省から出荷停止の指示が解除された15車種のうち、2車種の生産を2月12日に再開すると発表した。同社の国内の完成車工場が生産を再開するのは、昨年末に稼働を停止して以降、初めて。

 生産を再開するのは、OEM(相手先ブランドによる生産)供給しているトヨタ自動車の「プロボックス」とマツダの「ファミリアバン」。いずれも京都工場で生産を再開する。同工場は昨年12月25日から稼働を止めていた。

 また、「ミライース」や「ハイゼットトラック」など大分工場でつくる10車種については、2月19日以降の生産再開を検討するとしている。

 国交省は不正が確認された46車種のうち、開発中の車をのぞく45車種(うち現行生産車は27)について、安全性を確認する試験をしている。このうち今月19日に5車種、30日には10車種について、安全基準が確認できたとして、出荷停止の指示を解除した。(中村建太)

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