東京―現在
主人公、関裕輔(末吉秀太)は海の写真撮影に夢中の大学4年生。
将来の夢は水中カメラマンになって世界中の美しい海をフレームに収めること。
写真に熱中すると周りが見えなくなる裕輔に、恋人の麻依(宇野実彩子)も諦めかけている。
そんなある日、裕輔のもとに一通の手紙が届く。差出人は常田正行(江藤潤)。
手紙には常田からのある知らせと共に、一枚の写真が同封されていた。
裕輔の脳裏に蘇る、故郷の思い出。
消すことのできない記憶―。
5年前―熊本・天草
大学受験に失敗して浪人生だった裕輔は、親友の片桐伸吾(與真司郎)と予備校に通い始めた。
二人は予備校で、ある少女、杉本渚(伊藤千晃)と出会う。
やがて3人は友達となり、受験勉強の合間にサーフィンをしたり
将来への夢や不安を語り合うようになる。
掛け替えのない青春時代を共に過ごす3人。
永遠だと思えたその関係に、突然の別れが訪れる…。
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