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  • 芦田淳さんら4028人  秋の叙勲

     政府は3日付で、2006年秋の叙勲の受章者を発表した。今回最高位の桐花大綬章には、元東京電力社長で経済審議会など政府の各種審議会会長を歴任した平岩外四元経団連(現日本経団連)会長(92)が1人選ばれたほか、旭日章917人、瑞宝章3110人の計4028人の受章が決まった。  このうち女性受章者は336人で、03年の制度改正後では昨春の339人に次ぎ2番目に多かった。民間人は1650人だった。  桐花大綬章に次ぐ旭日大綬章は梶谷玄元最高裁判事(71)1人。瑞宝大綬章には、加藤延夫元名古屋大学長(76)、平沢貞昭横浜銀行会長(74)、村田良平(元駐米大使(77)ら6人が選ばれた。  芸術・スポーツ分野は、服飾デザイナーの芦田淳さん(76)=本名・芦田惇=らに旭日中綬章、俳優の田中邦衛さん(73)、歌手の二葉百合子さん(75)=本名・大村百合子、漫画家のサトウサンペイさん(77)=本名・佐藤幸一=らに旭日小綬章がそれぞれ贈られた。  学術分野は、光通信工学の半導体レーザー研究で先駆的業績を挙げた末松安晴元東京工大学長(74)、金属工学でアモルファス金属など新材料開発に貢献した増本健東北大名誉教授(74)らが瑞宝重光章を受けた。  「人目につきにくい分野」では、伝統工芸品の雲州そろばん製造に50年以上携わってきた石原長蔵さん(76)=島根県奥出雲町=らが瑞宝単光章などを受章。  別枠の外国人叙勲受章者は23カ国・地域の39人。オーストラリアのフレーザー元首相(76)らが旭日大綬章、ロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフさん(53)らが旭日中綬章にそれぞれ選ばれた。  大綬章は天皇陛下から、重光章は安倍晋三首相から11月7日に皇居で授与される。
      【共同通信】